Q.シリーズ2へと進んだときは、どういうものにしたいとお考えでしたか?
最初は、出演者もスタッフも基本的に同じメンバーだし、続きの感覚でやれるのかな、と思ってたんですが、現場に入ってみて「新しいものにしたい」という気持ちになりました。
また皆で「ハンチョウ」を作れる、という単純な喜びでしたけれど、ただの続きにするのはもったいないと思いました。
Q.「桜井太一郎」として、どういうところを新しくしたんですか?
このドラマは、結局「安積班」だと思うんです。もちろん、ゲストの方がいて、事件があって犯人がいて、その心の描写だったり、ハンチョウの説得する言葉などが見どころではあるんですけれど、根底にあるのは「安積班」です。どんな事件であれ、見てくれる人に「また来週も安積班を見たい」と思わせなければいけない。安積班が魅力的になるためには、桜井がどうすればいいんだろう、と考えたとき「もっとバカでいよう」と位置づけました。
ただし、みんな実際に仲がいいんですけれど、ただの仲良しグループに見えちゃうのは怖いんです。やっぱり、上下関係がきちんと見えないといけないと思います。リアルな世界でも、特に警察には、上下関係がしっかりありますからね。仲良くなりすぎていてもいけなくて、「あくまでも新人である」というのが、抜け落ちないように、気をつけてます。
Q.撮影現場での、中村さんとの関係は?
もともと無茶だったけど、輪をかけて無茶になってきました。
以前は僕のできることを「あれやって」だったのが、最近は「出来るわけないでしょ!」ということを言うようになってきました。シリーズ2になって、中村さんのそういうところは、無駄にパワーアップしてますね(笑)。
撮影現場での中村さんの無茶ぶりは、DVDの特典で見られるかもしれないので、楽しみにしていてください。