日曜劇場『冬のサクラ』

インタビュー

草彅剛さん　― 後編

航一さんのような愛の形をどう思いますか？

あそこまでの人は見たことないですよね。もちろんドラマなんですけど、航一の陰の部分というか闇の部分というか、そういうのって誰しもが持っているとも思うので、わかるような気もします。ただ、黒い部分が余りにも大きいので、ちょっとビックリしちゃいますけど。それにしても、ちょっと酷すぎるかなぁ。
だけど、高嶋さんご本人はすごく楽しんで演じてらっしゃるみたいで、僕も最近は一緒にお芝居していて楽しいです。怖いシーンでも、最近は楽しんでやれるようになってますね。

祐と萌奈美はこれからどうなってほしいと思いますか？

やっぱり、幸せになってもらいたいですよね。萌奈美は祐にとって放っておけない存在。困っている萌奈美さんを、何が何でも助けたくなるんでしょうね。萌奈美さんはすごくいい人なので、不幸になるのはやっぱり辛いです。でも、萌奈美さんの病気は、よくなっていく病気ではなさそうなので、そこがちょっと心配です。

最終回に向けてなにか期待していることってありますか？

そうですね、それぞれのキャラクターが全開になったら、もっとおもしろくなると思います。航一さんはもっと怖くなるとか、祐は萌奈美さんを助けるためにもっとがんばるとか。航一さんがもっと怖くなったら、祐はどうなるかな…？　でも、ここまで悪くなると、最後にはその逆にいい人になるような気が、僕はしています。最終回には「俺が悪かった！」みたいになるというか。
祐は優しくて芯の強い人なので、変わらずに困難に立ち向かっていってほしいですね。

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