
塩田 周三
(株)ポリゴン・ピクチュアズ 代表取締役/CEO
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ネコ・ロー・チイン
アニメーション・プロデューサー / ディレクター / アニメ評論家
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野村 辰寿
アニメーション作家/多摩美術大学グラフィックデザイン学科教授
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松本 紀子
ドワーフ(株式会社xpd ドワーフスタジオ)プロデューサー
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杉野 希妃
女優・監督・プロデューサー
1984年生まれ、広島県出身。2005年、韓国映画『まぶしい一日』で俳優デビューし、続けて『絶対の愛』(06/キム・ギドク監督)に出演。2008年から映画制作にも乗り出し、主演兼プロデュース作『歓待』(10/深田晃司監督)で作品賞と女優賞を受賞。出演兼プロデュース作は『おだやかな日常』(12/内田伸輝監督)、『ほとりの朔子』(13/深田晃司監督)他多数。14年のロッテルダム国際映画祭で日本初の審査員に選ばれる。『マンガ肉と僕』(14)で監督デビューを果たし、監督2作目『欲動』で釜山国際映画祭Asia Star Awardsの新人監督賞を受賞。監督主演作『雪女』(16)は東京国際映画祭コンペティション部門に正式招待、ケソン国際映画祭で審査員賞を受賞。近年の映画出演作は『海の底からモナムール』(ロナン・ジレ監督)、『夏、至るころ』(池田エライザ監督)、『ユキとの写真』(ラチェザール・アヴラモフ監督)、『愛のまなざしを』(万田邦敏監督)など
Message
デジコンを通してアジア各国の才能と言語に触れ、様々な国に思いを馳せる。
毎年、この唯一無二の体験ができることを幸せに思っています。
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塩田 周三
(株)ポリゴン・ピクチュアズ 代表取締役/CEO
上智大学法学部国際関係法学科卒業。1991年 新日本製鐡株式會社入社。1997年 株式会社ドリーム・ピクチュアズ・スタジオ立ち上げに参画後、1999年 株式会社ポリゴン・ピクチュアズ入社。2003年 代表取締役に就任し、海外マーケット開拓に注力。TV シリーズ制作や海外市場をターゲットにしたコンテンツ企画開発を実現する一方で、Prix Ars Electronica(オーストリア)、SIGGRAPH(米) 、アヌシー国際アニメーション映画祭(仏)などの国内外映像祭の審査員を歴任。2008年には米国アニメーション専門誌 Animation Magazine が選ぶ「25Toon Titans of Asia」の一人に選定。2021年12月開催のSIGGRAPH Asiaではカンファレンス・チェアを務めた。2022年、第25回文化庁メディア芸術祭功労賞を受賞。米国育ち、趣味はバンド活動。
Message
ウィルス、戦争、猛暑等々、心を乱す現象が次から次へと訪れる中、皆さんがこれらをどのように消化し、自分だけにしか出来ない表現に昇華させたのか、興味津々です。また、そのような表現には、同じ現象に対峙し困惑する我々の悶々とした心を解放し、共鳴と安堵をもたらす力が在ると考えます。このような時勢こそ、皆さんの作品が必要です。
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安藤 紘平
映画作家・早稲田大学名誉教授
1944年生まれ 早稲田大学卒
青年時代、寺山修司に師事。繊細で独創的な表現力で知られる映画作家。ハイビジョンを使っての作品制作では世界的な先駆者。『息子たち』(1973)、『アインシュタインは黄昏の向こうからやってくる』(1994)、『フェルメールの囁き』(1998)など多数の作品で、フランストノンレバン国際独立映画祭グランプリ、ハワイ国際映画祭銀賞、モントルー国際映画祭グランプリなど数多く受賞。パリ、ニューヨーク、LA、東京、横浜などの美術館に作品収蔵のほか国立フィルムセンターに全作品が収蔵されている。
2001年、2005年パリにて安藤紘平回顧展開催。
Message
自由であることは、自分の映像を取り戻すことです。他の事は忘れ、美と真実だけを追い求めてください。
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キャレン・セバンズ
作家・プログラマー・教職
キャレン・セバンズは、ニューヨークと東京で映画監督、映画評論家、プログラマー、ジャーナリスト、広告エグゼクティブとして活躍してきました。コロンビア大学で映画修士号、ジャーナリズム修士号を取得し、現在はテンプル大学と東京藝術大学で映画講座を教えています。2008年より日本外国特派員協会の映画シリーズのキュレーター、2015年よりニューヨーク・アジアン映画祭のプログラマーを務めています。東京を拠点に、トランスナショナルなプロジェクトを手がけるブティック型の映画制作・プロモーション会社、KiSMet Productionsの創立パートナーです。
Message
コロナ・パンデミックは、私たちの生活にアートが重要な役割を持っていることを明らかにしました。さらに、時代の意味づけの命題を突きつけ、アーティストたちに表現方法だけでなく新たな意思疎通の方法を求めています。今年のDigiCon6 Asiaでも、素晴らしい作品を期待しています。
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ネコ・ロー・チイン
アニメーション・プロデューサー / ディレクター / アニメ評論家
1977年から独立、経験豊富なアニメーションデイレクター兼プロデユーサー。
彼の作品の多くは、香港短編映画祭(現IFVA)で賞を受賞し、世界の様々な映画祭で公開された。
今年、彼の作品集は香港のM+美術館で常設コレクションとなっている。
1978-1993年まで香港電台(RTHK)でアニメーションデザイナーとして勤務し、数多くの教育アニメーションやオープニングタイトルの責任者として従事した。80年代からはアニメ評論家として活躍し、様々な大学でアニメーションを教える。
近年、彼は香港アニメーションのために、根気強い活動を続け、2006年から「香港アニメーションの歴史展」のキュレーターも手がけた。
現在では、香港アニメーション業界と文化協会の事務総長を務め、現在の香港アニメーション業界について本を出版したばかりだ。
Message
アジアの映像クリエイターによる最高なアニメーションと短編作品に出会えるのを楽しみにしています!
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エドモンド・ヨウ
映画監督
エドモンド・ヨウはクアラルンプールと東京を拠点とするマレーシアの映画監督。短編映画『KINGYO』(2009年ヴェネツィア映画祭)、『INHALATION』(2010年釜山国際映画祭、短編最優秀作品賞)により期待の映像作家として高く評価される。2017年には長編2作目の『アケラット-ロヒンギャの祈り』で東京国際映画祭、最優秀監督賞を受賞。
最新作は小松菜奈、宮沢氷魚が出演している、吉本ばななの名作 ムーンライト・シャドウ (2021)
また、ヨウは長い間マレーシアの映画監督ウー・ミンジンと共同制作をしていることでも知られており、
ウーの作品 水辺の物語 (2009年ヴェネツィア映画祭)、タイガー・ファクトリー (2010年カンヌ監督週間 )、
ストーン タートル (2022年ロカルノ映画祭 FIPRESCI賞)にてプロデューサー、編集または作者(共同)として携わっている。
Message
3年間というコロナ パンドミックを受けて、世界中のクリエイターやアーティストたちによる創造力や情熱は絶えないということが明らかになった。
このような危機にも関わらず、どこの映像クリエイターたちも作品を作り続け、励ましあい、楽しませ続けた。
私はこの素晴らしいデジコン6に審査員として関われたことをとても光栄に思います。
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伊藤 有壱
アニメーションディレクター
1962年生。I.TOON Ltd. 代表。クレイを中心にあらゆる技法を使いこなし、 キャラクターデザイン、アニメーションなど幅広い分野で活躍。
代表作に放送 27年目を迎える「ニャッキ!」(NHK Eテレ)、ミスタードーナツ「ポン・ デ・ライオン」TVCM、横浜の港を舞台にしたオリジナル短編「HARBOR TALE」(ZLIN FILM FESTIVAL最優秀アニメーション賞他受賞)、「ガーデンベア」 (全国都市緑化横浜フェア2017公式マスコット)デザイン、他多数。
18th広島 国際アニメーションフェスティバル国際審査委員長。ASIFA-JAPAN理事。
日本アニメーション協会理事。東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション 専攻教授。
Message
「継続は力!」アジアに門戸を開いて16年。もはやアジアの映像文化に欠くことのできない存在に成長したDigiCon6。2022年は17エリア・国が参加、それぞれのリージョナルアワード受賞作が更に火花を散らすASIAグランプリは今年も何が起こるか予想不能。このランダムなエネルギーの暴れっぷり、混沌さこそがDigiCon6ASIAの醍醐味だ。アニメーションも実写もCGもVRも作品の本質に境界線がないこと、DigiCon6は最初からわかってた。
COVIDが第7波の気配、戦乱は容赦無く緊張感を増す世界で、人々は確かに動き出していて逞しさを増したようにも感じる。そんな今この時生み出される作品達からどんな声が聞こえるか、どんな宇宙を見せてくれるか、耳を澄まし、目を凝らして見届けたい。
無数のクリエイターという船が行き来する大河のようにその営みをつづけるDigiCon6は、審査員含め「応援する」ハートを持った多くの人達によって支えられて来ての今がある。クリエイターも、支える側も共に成長し続けることを心から願う。
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野村 辰寿
アニメーション作家/多摩美術大学グラフィックデザイン学科教授
1964年生まれ。1987年株式会社ロボットに入社。CMディレクターとして活動後、フジテレビ『ストレイシープ』、NHKプチプチアニメ『ジャム・ザ・ハウスネイル』などさまざまな手法のオリジナルアニメーション作品、CM、絵本、イラストレーション、展示映像など幅広く手がける。2011年より母校である多摩美術
大学グラフィックデザイン学科にてアニメーションを指導。日本アニメーション協会理事。
Message
コロナ、戦争、異常気象、環境問題と、それらによる経済の影響など暗い話が多い昨今ですが、アートやエンターティメントが世の中からなくなる事はありません。そんな時代だからこそ、その役割が発揮されるべきです。今の時代を反映した作品、揺るぎない個性にあふれた作品、見た事もない表現に挑戦した作品など、今年もどんな作品と出会えるのか?審査員の想像を凌駕してくれる映像作品を楽しみにしています!
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松本 紀子
ドワーフ(株式会社xpd ドワーフスタジオ)プロデューサー
CMプロデューサーとして、キャリアをスタート。
1998年の「どーもくん」、2003年「絵コンテの宇宙」展での「こまねこ」誕生が転機となり、活動のフィールドをアニメーションとキャラクター業界に広げる。2003年ドワーフの立ち上げに参加し、2006年に完全移籍。ドワーフの得意とするこま撮りで、いちはやく配信プラットフォームとの仕事を始め、2016年に「こまねこ」がAmazon prime videoのパイロットシーズンに採用され、Netflixでは「リラックマとカオルさん(2019)」が話題に。
コロナ禍の中、国内外の舞台制作者とのタッグで作った「ギョロ劇場へ」をプロデュース。
2022年8月にシリーズ第2弾となる「リラックマと遊園地」が配信開始。
Message
映像制作は楽しいけど、その楽しさのひとつは、人は何かを伝えたいからなんだな、と思います。
伝えたいことを受け取る人にきちんと渡せるように。そんな作品がたっくさん集まってくるといいな、と思っています。直接的じゃなくてもいい。達者じゃなくてもいい。
まずは、何を伝えたいか(物語)が大事!
それをどんなテクニックと登場キャラクターで映像にするのか。
観客の気持ちの審査員として、楽しみに拝見したいと思います!
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犬童 一心
映画監督/CMディレクター
1960年東京生まれ。高校時代より自主映画の監督・製作をスタートし、大学卒業後はCM演出家としてTV-CMの企画・演出を手掛け、数々の広告賞を受賞。その後、長編映画デビュー作となる『二人が喋ってる。』(97)が映画監督協会新人賞を受賞。1999年に『金髪の草原』で監督デビュー。代表作に『ジョゼと虎と魚たち』(03)、『メゾン・ド・ヒミコ』(05)、『眉山 びざん』(07)、『のぼうの城』(12)、『引っ越し大名!』『最高の人生の見つけ方』(2019)、ドキュメンタリー「名付けようのない踊り」(2022)、8月「ハウ」の公開を控える。
Message
デジコンの審査は楽しい。
何故なら、新鮮で面白い作品に出会えるからだ。そして、たまに、驚く作品にも。驚くことができたら、それが、審査に参加するワクワクの一番。若い作家や老熟な審査員の方々の自分に無い視点漬けになれることに感謝しています。
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樋口 真嗣
映画監督
1984年「ゴジラ」の特撮で映画界に入り、平成ガメラシリーズでは特技監督を務め、日本アカデミー賞特別賞を受賞。 実写、特撮、アニメーション、CGなどジャンルを超えて活躍。 監督作品としては2005年「ローレライ」、2006年「日本沈没」他多数。2012年『のぼうの城』(犬童一心と共同監督)で日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞。2007年より公開されているヱヴァンゲリヲン新劇場版シリーズでは絵コンテ等を担当している。2016年『シン・ゴジラ』で興行収入80億円を超える大ヒット。2022年5月「シン・ウルトラマン」公開。
Message
22年前、よちよち歩きではじまったアジア各国のデジタル映像表現を、まるで我が子を温かい目で見守るようなスタンスで始まったデジコン6も、今ではすっかり成長して声変わりをし、背も追い越されてしまいました。
その歴史はすなわち映像表現の進化であり深化といえるでしょう。審査することよりもどのぐらい驚けるか、を密かな楽しみにしています。
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本広 克行
映画監督・演出家
1965年生まれ。香川県出身。
1996年に初の映画監督作品『7月7日、晴れ』で劇場デビュー。
2003年に公開された映画『踊る大捜査線 THE MOVIE 2レインボーブリッジを封鎖せよ!』では、日本映画(実写)興行収入記録歴代一位の座を獲得。
2015年公開の映画『幕が上がる』(平田オリザ原作・ももいろクローバーZ主演)では、舞台版の演出も担当。舞台最近作は「舞台 PSYCHO-PASS サイコパス Virtue and Vice」他。
HTB開局50周年ドラマ『チャンネルはそのまま!』では2019年日本民間放送連盟賞のテレビ部門で“グランプリ”を受賞。最近作は映画『亜人』(2017年)、『ビューティフルドリーマー』(2020年)『ブレイブ‐群青戦記‐』(2021年)など。
Message
沢山の作品や新しい才能と出会えることを楽しみにしてます!
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