ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント

「第37回 ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」
世界基準の4日間競技で開催され、賞金総額も1億2千万円(優勝賞金2,160万円)とツアー初戦から真の強さが試される。戦いの舞台は沖縄県南城市にある美しく戦略性に富んだ琉球ゴルフ倶楽部。活気が戻った華やかな舞台で日本女子プロゴルフ界を代表する強さと美しさを兼ね備えたトッププレーヤーたちがビックタイトル獲得に挑む。

　昨季は2年連続年間女王に輝いた山下美夢有(22歳)が圧倒的な強さを見せた。 32試合に出場しツアー優勝が5回(国内メジャー１勝含む)、そのうちトップ10入りはなんと20回。 世界基準の4日間競技では13試合中トップ10入りがなんと９回。 さらに年末に行われたLPGAアワードでは並み居る強豪を抑え驚異の“5冠”を獲得。 「年間最優秀選手賞、賞金ランキング第1位、平均ストローク第1位、JLPGA栄誉賞、特別賞」。 その平均ストロークでは脅威の69.4322と自身が打ち立てた昨年の記録を更新。 2年連続60台と異次元の記録となった。 そして、年間獲得賞金額では2年連続で2億円超え、今年も他を寄せ付けない“圧倒的な強さ”は健在なのか？ そして、今年はパリ五輪出場や史上4人目の“3年連続賞金女王”を虎視眈々と狙っている。

　昨年の日本ツアーを盛り上げたのはメルセデスランキング3位、昨季3勝の 岩井明愛あきえ（21歳）、 同ランク6位、昨季2勝の岩井千怜ちさと(21歳)の“岩井ツインズ”。 2人の合計獲得賞金額は約3億円と今年も“女子ゴルフ界の最強双子姉妹“として年間最優秀選手を争う選手になってくれるだろう。 さらに黄金世代の筆頭、メルセデスランキング4位・ツアー通算9勝の小祝さくら(25歳)や、 ツアー通算５勝・国内メジャー３勝の原英莉花(25歳)、 ダイキン工業所属・沖縄出身の新垣比菜(25歳)は2019年大会で自己最高となる2位タイを記録するなど“黄金世代”の快進撃が今年も見られるのか？ また、メルセデスランキング5位の櫻井心那ここな(20歳)は昨季ツアー４勝と躍動。 10代4勝は宮里藍、畑岡奈紗に続くツアー史上3人目となる快挙だ。 2024年シーズンも若手が活躍する構図が期待できそうだ。

　活躍しているのは若手だけではない。ベテラン勢の上田桃子は昨年の今大会2位タイ、生涯獲得賞金10億円を超え歴代ランキング6位に駆け上がった。日本勢では不動裕理に次ぐ2番手。

　そして、沖縄県勢も注目だ。2019年大会で地元・沖縄を歓喜の渦に巻き込んだのが2004年の宮里藍以来、15年ぶりに沖縄県勢優勝を飾った比嘉真美子。2018年大会で3位タイに入ったダイキン工業所属の諸見里しのぶや若手の荒川怜郁れいかにも注目だ。

2024年、日本女子プロゴルフツアー開幕戦「ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」
一足早く春を迎える沖縄で37回大会を制しオーキッドクイーンの座につくのは果たして・・・。　

2024年2月5日現在【※年齢は大会開催時】