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2022年5月11日

採蜜が始まりました!

今年も春一番は「サクラのハチミツ」
桜餅の香りがする美味しいハチミツです。

毎年、桜の咲く時期がずれる為に採蜜のタイミングを合わせるのは大変で、プロの指導者の知恵と工夫が必要です。
それでも今年はソメイヨシノが咲いてからは天気が安定し、その後も1〜2週間はミツバチ達が飛んで行く半径2キロ内にある新宿御苑や皇居に植えられたヤマザクラ系統の花から蜜を集めてくれました。

都市養蜂として赤坂でミツバチが飼える理由は2つ。
1.都心には農地が少なく、農薬散布に弱いミツバチには安全な環境
2.花や緑が思いのほか多く、特に街路樹には気付かない蜜源が溢れている

5月に入って、TBS近くの街路樹の花が咲き始めています。
霞が関の官庁街の周りに植わっているのがセイヨウトチノキ。
(マロニエと同属で、日本のトチノキより葉が一回り小ぶりです)
霞が関ビルから文科省にかけてはアカバナトチノキ、外務省から警視庁にかけてはシロバナトチノキ。満開間近です。(写真は5/3火曜日に私が撮影)

ところで、TBS屋上のハチミツが美味しいのには理由があります。

1.採ミツ作業は早朝から!

先々代の指導者が厳しく「採ミツ作業は早朝開始!!遅いとその日の花の蜜が入って薄くなり日持ちが悪くなる」と教えてくれました。
早朝6時30開始と言われたのをメンバーには通勤者も居るので8時スタートにして貰い、現在も朝8時の開始は守っています。
ちなみに今回のハチミツは糖度計を覗くと80〜81度。
国産の平均は76〜77度と言われるので、かなり高い値が出ています。

本来ハチミツは10年でも100年でも傷まないのが食品としての特製。
(糖度の高いハチミツの中では細菌が生きて行けません)
歴史上で有名なのはエジプトのツタンカーメンの副葬品のハチミツ。
石のように固くなっているらしいですが、4千年経っても傷んでいません。

2.2週間ほどかけて熟成させる!

TBSのハチミツはミツバチ達が6角形の巣に貯めた後、2週間ほどかけて熟成を待ちます。
これも指導者からの助言で「キラキラと貯まっても直ぐに採蜜せずにミツバチ達が羽で風を送って水分を飛ばして濃縮するまで待つように!」
これによって10~20%の水分が飛んで10年でも100年でも傷まないハチミツになるのですが、生産量が減るので全てのハチミツ生産が同じ方法ではないのは御察しの通りです。

最後になりますが、TBSのハチミツは赤坂の街の話題作りにと当初から無償提供をしています。
コロナ禍で出来ない事もありましたが、ミツバチ教室でのテースティングクイズ用・Bizタワーのハチミツフェアー・赤坂の料飲組合・氷川神社での祭礼および子供神輿の景品・赤坂青山バーテンダー協会・TBS内の社員食堂などに提供して来ました。
その際、ハチミツは食品検査不要と日本養蜂協会からも検査機関からも毎回言われるのですが、渡した先の安心安全の為に生菌検査を行っています。
今年も結果は下記の通り。
すべてマイナスなのですが、菌がゼロにならないのは真空でも無い限り空気中には天然の酵母菌などが浮遊しているからだと説明を受けています。

皆様も安心してTBSの屋上で採れた赤坂ハチミツを御賞味下さい!

CSR推進部 高橋進

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