2020年12月14日
久々のみつばち教室
10月26日、TBSの蜂たちは青山小学校に向かいました。

新型コロナウイルス感染が広がるなか、しばらく開かれていなかったみつばち教室が小学生40人あまりを対象におよそ1年ぶりに実施されました。
伺ったのは、TBSが養蜂する蜂10万匹のうちから選りすぐった女王バチ一匹を含む4000匹。それに蜂の様子に気を配りながら、いつも元気な養蜂家の高橋和子さんと和子さんをサポートするために参加して頂いた2名のボランティアの方です。
また、CSR推進部からは長年活動を続けてきた高橋進さんと、12月にオンラインで行われる環境イベント(GTFグリーンチャレンジデー)で、ミツバチ教室の取り組みをVTRで紹介しようと収録のために伺ったENGクルーチームです。

感染対策としてマスクはもちろんのこと、全員の当日の検温を確認し、窓を開けての換気やアルコール消毒もその都度しっかり行いました。
3時限目から4時限目に渡り、休憩をはさんで90分の授業でしたが、子供たちは飽きる様子もなく授業に集中していました。先生によれば、いつもの授業に比べてかなり賑やかだったということです。なんといっても子供たちには、おいしい蜂蜜が味わえることが大きな楽しみとして待っています。
蜂蜜がふるまわれると子供たちから『桜の香りがする!』など大きな声が。
テイスティングでは学校周辺に育つ2種類の木から採れた蜂蜜がふるまわれました。
「サクラとマロニエ」です。
子供たちは、生きた女王バチをガラスの標本箱のなかに間近にして、蜂の生態や、巣の構造についても熱心に話に聞き入りました。

そもそもTBSが赤坂の企業、商店街、NPO,住民と一丸となって運営する養蜂のチーム“赤坂みつばちあ”を立ちあげ、養蜂を運営しながら都心で生物多様性を具体的にみられる試みをしようと、蜂を育てるようになったのは10年前のこと。
毎年近隣の小学校で見学会なども開いてきました。
実際蜂を飼うようになってから、夏にはTBSが暑さを避けるために育てるゴーヤや構内に咲く植物が、受粉が盛んにおこなわれることで実りが良くなりました。
都会で飼育することは都会の生物系の循環に大きな効果を生み出したのです。

このように「命あるものと付き合う」を合言葉に、赤坂の皆さんと協力しながら飼育体験を通じて「生き物」との共存や、思いやりの気持ち、生物への理解を深めることをこの活動の大きな目的として来ました。
こんな身近なところから我々が住む地球について考えてみることも、テレビを放送する企業のSDGsとして面白いのではないか。
スタッフ一同そんな思いを抱きながら活動しています