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BACK NUMBER #746 2020.12.26 O.A.

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4連覇&盗塁世界記録の秘密…秘蔵映像公開“プロ野球総決算”
圧倒的な強さをみせ、パリーグ初となる日本シリーズ4連覇を成し遂げた福岡ソフトバンクホークス。2018年、バース・デイは工藤公康監督の密着取材を行っていた。自宅とは別に自費で借りている仕事専用の部屋。そこにはテレビモニターが6台もある。工藤「12球団6つあれば全部録画できるんで。」なんと工藤監督は、ここで1日最大6試合行われるプロ野球中継を6台のハードディスクをフルに使い、録画しているという。パリーグのみならず、セ・リーグも選手個々の特徴に至るまで、入念にチェックしていたのだ。気づいたことをスコアラーから上がってきた資料と照らし合わせ、自軍の選手に伝えたり、相手チームへの対策を考えるヒントにしていた。2020年の日本シリーズでも、巨人のエース菅野智之を攻略。史上初となる2年連続の4連勝でソフトバンクを日本一へ導いた。工藤「オタクですね。野球オタク。どこの世界でも一緒だと思うんですけど、僕らだったら野球しかないので野球のことを突き詰める。」

2020年シーズンは、数々のプロ野球新記録も誕生した。そんな中、我々が注目したのは王会長「やっぱり今年は何と言っても周東くん。塁に出たらすぐ二塁打になっちゃうんだから。」今シーズンは50盗塁をマークし、育成初の盗塁王に輝いた周東祐京。2020年シーズンで初めてセカンドのレギュラーの座を掴み、ソフトバンクの1番バッターに定着した。ひとたび塁に出れば、すかさず盗塁。シングルヒットが二塁打に。隙を見せれば、三塁まで陥れた。その成功率は、およそ9割。そして今シーズン、周東は偉大なレジェンドが打ち立てた。大記録を46年ぶりに更新した。日本新記録となる12試合連続盗塁を達成。世界記録がかかった次の試合でも、初回にヒットで出塁すると執拗に盗塁を警戒される中、見事13試合連続盗塁を達成し、世界記録を樹立した。2019年の開幕直前、育成から支配下登録選手に、自慢の足で大ブレイクを果たした。育成選手から、わずか半年で日本代表にも選ばれた。来シーズンは、どこまで盗塁数を増やすのか、注目したい。

ファンを魅了し愛されて来た多くの選手が、惜しまれながら現役生活に別れを告げた。彼らは記憶に残る数々の名シーンを残してくれた。そんな中、我々が注目したのが、火の玉ストレートを武器に甲子園のファンを幾度となくわかせて来た阪神タイガースのストッパー藤川球児、40歳。藤川と言えば、プロ野球ファンの間で今でも語り継がれる名勝負がある。2006年のオールスター戦。西武のカブレラに対し全球ストレートを宣言。「分かっていても打てない。」と言われた。火の玉ストレートで150キロを連発すると、見事、カブレラを三振に打ち取り、ファンを熱狂させた。ストレートによる真っ向勝負にこだわり続けた藤川には、ある出来事が関わっていた。2005年、阪神が10対2と、リードした7回。満塁のピンチで、藤川はフォークボールで清原和博から三振を奪った。試合後、清原は「変化球など男らしくない。」と発言し、マスコミで大々的に報道され物議を呼んだ。しかし、この出来事が、野球人生を変えるキッカケとなる。藤川「あの一件のおかげで、僕はストレートにこだわるようになった。自分を常に磨かないといけないと思うようになった。」そして、翌年のオールスターで、パリーグに移籍した清原と対戦する機会がやってくる。藤川は全球ストレートで真っ向勝負に挑んだ。清原は藤川のストレートを「まるで火の玉や。」と称賛。ストレートに磨きをかけた藤川は、セリーグ歴代最多のシーズン46セーブをあげた。そして、現役最後のマウンドでも、全てストレート勝負でファンに別れを告げた。引退セレモニーでは、藤川「清原和博さんへ。あなたがいなければ今の僕は存在しません。僕をここまで成長させてくれたのは、清原さんの対戦、そして存在です...。」こうしてまた一人、記憶に残る名投手が、現役生活に幕を閉じた。
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