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BACK NUMBER #744 2020.12.12 O.A.

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密着5か月…新庄剛志48歳。“本気の挑戦”復帰は?独占告白!
2006年の現役引退後、南国バリ島に移住。しかし、引退から13年たった2019年11月、それは突然のことだった。新庄「みんな夢はあるかい、1%の可能性があれば必ずできる。今日からトレーニングを始めてもう1回プロ野球選手になろうと思います。」47歳で、まさかの現役復帰宣言。元・スター選手の突然の発言に、多くの報道陣が殺到し、大々的に報道された。2020年8月10日。4ケ月後のトライアウトに向けてバリ島から日本に帰国。政府が定めた2週間の隔離生活では、トライアウトの為に借りた都内の自宅で、体を動かした。帰国後、野球場での初めての練習を迎えた。野球場での練習は、2006年に現役を引退して以来のこと。身長181cm、体重75kg。この半年で、14年前の引退時、34歳の頃と遜色のない体までに絞ったという。まず新庄が確認したのは、肩の状態衰えを感じさせない仕上がりを見せた。バットに当てる感覚を思い出すために、金属バットでトスバッティング。柵越えを連発した。48歳の己の肉体に、確かな衰えを痛感していた。3か月後の合同トライアウトは、新庄にとって文字通りのラストチャンス。トライアウトでの失敗は、そのまま現役復帰の失敗を意味する。現役時代は、生まれ持った身体能力に頼り、体のケアを全く行わなかった新庄。今回の挑戦に際し、初めて自分の肉体と向き合った。基本動作の実践として、1200m走をメニューに取り入れた。新庄と共に練習するのは今年の箱根駅伝で日本一となった名門・青山学院大学陸上部。原晋監督に基本動作を見てもらいたいと自ら志願し競技場に足を運んだ。原監督「下半身の衰えはあるな、確かに。もっと走らないとダメだ。」怪我のリスクを避けながらの体作り。入念なケアを毎日2時間近くかけて行った。さらに、トライアウトに向け、新庄は大胆な策に打って出る。現役時代のバッティングフォームを、捨てると決めた。比べてみると、その差は一目瞭然。一見すると、体全体を使わない、いわゆる「手打ち」だが、これにも新庄なりの狙いがある。新庄「体の問題、目の問題。速いスピードに腰から始動するとやっぱりキレがないからおくれるんじゃないかなと。それだったら体を固定してここだけで勝負しようと思った。」トライアウトまで、残り2か月。新庄は、才能をいち早く見抜いて育て上げた恩師・柏原純一に現状のバッティングを見てもらった。柏原「バッティングいいよ。ただしこれが生きた球になったときどうかなや生きた球を打てるかどうかは心配。」もう一度、プロ野球へ。誰もやったことのない難しいことを成し遂げるロマン。それは、現役時代から追い求めてきたことだ。12球団合同トライアウトまであと10日には、初めて本番を想定した試合形式の練習も組んだ。そして、運命のトライアウト当日、新庄が追い求めた夢は、叶うのか。会場の神宮球場に現役続行へ望みを賭ける男たちが続々と集まる中、日本ハムのユニフォームに袖を通し、トレードマークの赤色のリストバンドをつけた新庄がグランド入り。背番号は現役引退の最後の年につけていた1番。開始10分前。一人黙々とバットを振り続ける新庄。結果を残さなければ、現役復帰への道は閉ざされる。今回はコロナ禍の中、無観客での開催。カウントは、ワンボール・ワンストライクからで4投手と対戦する。この1年間の努力の成果を見せるとき、新庄の出番がやってきた。新庄「ボールだけに集中しないといけないんだけど、やっぱり打席にたった瞬間にこみ上げてきましたね。1年やってこの場に立てるんだっていう気持ちが。」2打席目は、完全なボール玉が続き、フォアボール。すると思わず、新庄「フォアボールはいかん。」次の打者のヒットを目の当たりにし、気持ちが焦る。続く第3打席。快音が聞かれず、これでのこり1打席。そして、迎えた最終打席。この打席に全てをかける。ランナーは1、2塁とチャンスの場面。甘いボールを捉えることができない。ツーストライクと追い込まれてしまった。土俵際まで追い詰められた新庄。集中力を高める。迎えた2球目。最後に見せた執念のヒット。変化球をうまくバットの芯で捉えた。新庄「良かった。チャンスいいね、チャンス好きですね。48歳という歳で舞台に立つまでに、いろんな努力をしてきたのを皆にみてもらって少しを勇気を与えれて。本当この1年間やり遂げた感がものすごくある1年。」1%の夢を信じ、100%の努力を貫き通すこと。新庄剛志の生きざまは、我々の心に深く刻まれた...。
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