バックナンバー:バース・デイ

BACK NUMBER #700 2020.1.25 O.A.

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中国選手を倒せ!! 世界一を目指す卓球次世代エース候補親子に密着
2020年1月6日、熾烈を極めた東京オリンピック卓球代表選考、その男女6選手が発表された。近年、メダル獲得を目指す日本選手にとって最大の壁となっているのが中国選手たちだ。世界ランキングを見ても、常に上位を独占している。中国選手に勝利しなければ、上位進出が叶わない。日本代表のエース格は、張本や伊藤という10代の選手、子供の時から活躍して注目を集めていた選手だ。今、その座を目指す一人の少年がいる。小林右京・小学校2年生だ。その少年を注目のジュニア選手に鍛え上げたのは両親だ。その指導方法はとにかく厳しい。この厳しさには両親の強い思いが込められている。父・哲平さんと母・圭子さんは高校時代チャンピオンに輝いた元卓球選手だ。圭子さんはユースの国際大会でメダルを獲得するほどの実力者だった。しかし、実業団ではベスト8止まり、中国人選手にまったく歯が立たなかったのだ。悔しさを晴らせぬまま現役を退いた母は『世界チャンピオンという夢は子供に託す』と心に決め、夫と共にある計画を立てた。中学生から入る事が出来る卓球のエリートアカデミーへの入学だ。13歳から、有望選手だけが入所できる施設。国を挙げての強化システムで、鍛えられる、いわば、金メダリスト養成所だ。入所できるのは、12歳までに、日本チャンピオンか、世界大会で、ベスト4以上の成績を残した者のみ。母からおもちゃ代わりにラケットを与えられた右京は生活全てが卓球という環境で育てられた。父は2019年からナショナルチームのコーチに就任。自宅の卓球教室で息子を指導するのは母の役目となった。世界の頂点を目指すために、常に息子に世界最強の中国を意識付けている。右京が一瞬でも気を抜けば、母は、怒っていた。息子が見せた、心の隙が許せなかったのだ。2019年8月、中国との小学生の対抗戦が初めて行われた。「中国の子供たちはこんなに強いと身に染みてわかる。それは、勝っても負けても強化になる」と、この大会を立ち上げた日本の宮崎強化本部長はいう。右京は世代最強の中国3選手にどう戦うのか。最初の相手は将来のエースと云われる少年。序盤から右京の得意のサーブで圧倒。右京が先行して勝利まで1セット、ここで相手選手がスマッシュを武器に反撃に出た。右京が出したサーブは強烈なリターンを食らう。たまらず母はタイムアウト「逃げた?勝ちたかったら、決めたこと自信をもってやりなさい」母の言葉から得意のサーブで初戦の勝利を決めた。次に向けての練習中、母は右京の甘さを見逃さなかった「見ている?次ぎに当たる隣の子」世界の頂点に立つため、戦いまでの準備が大事ということを教えたかったのだ。その後、右京は集中力を切らさず気迫のプレーを続け、中国選手からの勝利を重ね周囲を驚かせた。
“中国選手に勝ってこその金メダル” 親子で見据えた未来のオリンピックチャンピオンの座。夢に向かう小林右京(7)の成長と熾烈な戦いをこれからも見届けたい。
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