バックナンバー:バース・デイ

BACK NUMBER #637 2018.9.29 O.A.

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世界バレーでメダルを…バレーボール女子日本代表の運命を託された2人
かつて、バレーボール女子日本代表は6大会連続でメダルを獲得するなど世界トップチームだった。しかし近年は、長く低迷が続いていたが、2大会前に32年ぶり銅メダル獲得し、復活の兆しが見えた。だがそのチームから司令塔・竹下が引退し、次の大会で7位と低迷。その後、長く日本チームを牽引してきた木村沙織も引退した。真の復活を託された中田監督は、今までにない勝負手を打った。弱冠20歳、代表デビューしたばかりの黒後愛をエースに大抜擢。そして34歳のママさん選手・荒木絵里香を、チームを支える存在として代表に呼び戻した。
今年5月、ネーショングリーグで代表デビューを果たした黒後愛。栃木県出身の彼女は、中田監督と同じ年の両親も全国大会出場経験を持つというバレーエリート一家に育った。中学生になると身長が170cmを突破、1年生エースとして活躍し、地元では敵無しだった。その素質を見出され、木村沙織など幾多の代表選手を輩出した名門・下北沢成徳高校に進学。2年生の時から春の高校バレーを連覇し、2年連続MVPという快挙まで成し遂げた。その後、Vプレミアリーグに進んだ黒後は、いきなり1年目から全試合でスタメン出場。最優秀新人賞に輝く活躍を魅せた。そして2017年、中田久美に抜擢され、18歳で代表入り。史上最年少エースとして、必ず日本にメダルをもたらすと誓っている。
バレーボール女子日本代表には、若い選手を支えるベテラン選手がいる。彼女もまた唯一無二の存在だ。世界バレー史上最年長の荒木絵里香(34)。連日、若い代表メンバーが食い入る様に見ている8年前の世界バレーの映像。その大舞台に立っていた唯一の現役代表選手だ。186cmの長身を生かしたブロック。そして、気迫溢れるガッツポーズでチームの士気を高め、世界バレーさらに五輪で日本にメダルをもたらす快挙を成し遂げた。世界で勝つ術を知る唯一の現役レジェンドは新世代の代表選手にとっても欠かすことの出来ない特別な存在だ。さらに、ポジションや年齢に関係なく、みんな相談相手として精神的支柱の役割を担っている。そこで付いた愛称が『えり母さん』だ。
荒木は代表選手で唯一のママさん選手。4歳の娘の存在はバレーボールを続ける支えとなっている。史上最年長のママさんとはいえ、肉体は未だ衰えていない。優れた動体視力で、4年連続Vプレミアリーグのブロック賞を獲得。ブロックにおいて日本最高のスペシャリストとして活躍し続けている。
チーム最年少のエース候補・黒後と世界でメダルを獲る術を知る最年長の荒木。2人の活躍で日本女子バレーが新たなバース・デイを迎えることを期待したい。
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