新春ドラマ特別企画『あしたの家族』

番組情報

松重豊さん インタビュー


子どもの頃からホームドラマ好き
僕は心底ホームドラマが好きです。子どもの頃も友達が「太陽にほえろ!」の話題で盛り上がっている時に、昨日の「ありがとう」の話をするような(笑)。ところが、この世界に入ってから、演じるのはやくざや刑事役が中心で二十数年…。今回、TBSの新春のホームドラマにお父さん役で参加することができて、本当に役者冥利に尽きます。
ホームドラマというのは、いつの時代も形を変えて人の心に届くものだと信じています。今の若い人は個人主義でどんどんバラバラになっていくのかなと思っていましたが、シェアハウスが人気だったり、若い人同士でつながりを求めたりしていますよね?このドラマの小野寺家も、二世帯渋滞を建て、親は娘夫婦と一緒に住みたいと思っています。リアルだし、やっぱり家族という生き物はつながりを求めているんだなと感じました。

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石井ふく子プロデューサーのドラマ愛
石井先生はホームドラマをずっと作り続けてきた方です。そういう方がそばで見ていてくださるというのは、ドラマを作るうえで心強いですね。間違いなくここには60年続いてきたドラマの骨格があるなという気がします。
僕が演じる俊作が、娘の理紗に謝るシーンがあるんですね。台本のセリフは「すまん」でしたが、見ていた石井先生が「ここは『ごめんなさい』の方がいいわね」って。僕も確かにそうだなと素直に思いました。先生はちゃんと目で見て、耳で聞いて、そのうえで意見をくださる。これはもうドラマに関わる人の愛情ゆえだと思いますし、僕ら現場の人間にとっては本当に支えです。またドラマに呼んでいただけるように頑張ります。
俊作は妻の手のひらが心地いい?
俊作は小野寺家の家長で、製菓会社に勤務しているサラリーマンです。松坂さん演じる妻とは、友達関係のような部分が大きいですね。友達の延長線でずっときて、彼女のちょっと天然小悪魔的なところをツッコミつつ、これからも仲良く暮らしていくのではないでしょうか。昔のホームドラマは威張っている家長がオーソドックスでしたが、今はそれだとあっという間に家庭崩壊でしょうね。小野寺家は会話も富んでいて、愛情で支えられている関係。俊作は妻の手のひらで転がされていますが、それはそれで居心地がいいと思っていると思いますよ(笑)。

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ドラマを通して夫婦の時間を考える
今の時代、会社員は65歳で定年退職し、仮に85歳まで生きるとします。すると、子どもはすでに独立しているでしょうから、約20年はたっぷり夫婦二人だけの生活です。その20年をどう迎えるか。夫婦のありようはこれからのテーマになっていくのではないでしょうか。今回はそんなことも自分のなかで想像しながら演じました。
お正月に『あしたの家族』を家族でご覧になったり、家族のことを思いながら一人でご覧になったり、さまざまな方がいらっしゃると思います。どうぞ2時間、お付き合いください。

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