ついに、秘密兵器、菊坂胡蝶が、チームに入団しました。
そして、桜花会のユニフォームのお披露目です。きっと、娘たちも、気持ちを新たにした事でしょう。
さて、このユニフォームついて簡単にご紹介します。
帽子と上半身は、当時、来日したアメリカチームのユニフォームと、名古屋にあった女学校のユニフォームをアレンジしています。
下半身は、大正時代の運動着のイラストを参考にしています。
それから、アクセントに、セーラー服の襟のイメージを組み合わせて、桜花会のユニフォームは、デザインされました。
事業の発展のため宗谷呉服店が、開発したマル宗印のモダン・スポーツウェア、日の目を見られて良かったですね。
小梅のユニフォーム姿の設定を特別公開です。
徳間書店さんより、7月18日(土)に行われたイベントのレポートが、届きました。
大いに盛り上がった会場の模様は、こちら。
「大正野球娘。」イベント報告
7月18日(土)、三連休初日の真夏日。
東京・秋葉原、アソビットゲームシティのイベント会場は、「TVアニメ化記念『大正野球娘。』伊藤かな恵×中原麻衣トーク&クイズ大会」につめかけた来場者150名の熱気で燃え上がっていた!
まず壇上に現れたのは、TBSきってのアニメマイスター、
TBSアナウンサーの向井政生さん。なんと学ラン・赤ハチマキ姿で、来場者の心をしょっぱなからわし掴み。
「アニメの放送は見ているか〜!?」
「オオーッ!」
「原作の小説、トクマ・ノベルズEdge『大正野球娘。』全三巻を読んでいるか〜!?」
「オオーッ!!」
「リュウコミックス『大正野球娘。』全二巻を読んでいるか〜!?」
「オオーッ!!!」
「それでは本日、ここにいる、アニメもノベルスもコミックスも網羅したみなさんを、私、
向井が桜花会応援団員に任命するッ! 今日のこのイベントは、桜花会応援団の記念すべき結成式なのであるッッ!!」
「オオオーッ!!!!」
声優のおふたりが登場する前から、思いっきりヒートアップする会場。
そこへ、桜花会・華のバッテリー、鈴川小梅役の伊藤かな恵さんと、小笠原晶子役の中原麻衣さんが登場!
アニメの役どおりかわいらしい伊藤さんと美しい中原さんに、会場も騒然となった。
トークは、それぞれが演じているキャラの話、ふたりも歌っているオープニング曲の話、アフレコ風景の話など、いろいろな話題が飛び出した。その中でも“ふたりはどのくらい野球をわかっているのか?”という話題で、
伊藤さんが小学生のときにソフトボールをやっていたと告白。
『野球娘。』のWEBラジオの収録でバッティングセンターへ行ったところ、球を上手に打ち返していたというエピソードを披露。
対照的に中原さんは、バッティングセンターでまったく球が打てなかったと、
お嬢・晶子のキャラを彷彿とさせるようなエピソードを披露しながらも、
「でもこれは戦略ですから!」
と、これも晶子のキャラのような負けず嫌いな一面を見せて、会場を沸かせていた。
話が盛り上がる中、会場のみなさんの応援力チェックということで、
お楽しみの景品つき‘『大正野球娘。』クイズ’がスタート!
初級編正解者には原作本のイラストレーター小池定路さんのイラスト入りマウスパッドが、
中級編正解者には原作本イラストレーター小池定路さんとアニメキャラクター原案・こうたろさんのイラスト入り図書カードがセットで、上級編の正解者には伊藤さんと中原さんのサイン入りポスターが贈られるということで、会場の期待値はMAXに。
ところが、最初の第1問「オープニングで小梅の持っている巾着袋についているマスコットはなに?(正解はクマ)」の正解者が出ない!!
一瞬、会場内に緊張が走ったが、二問目からは順調に正解者が出、雰囲気がなごやかになっていく。
すべてのクイズ問題が終わり、大役を終えたとばかりにホッとしているふたりに、向井アナウンサーから
「バッテリーというのは夫婦と同じ。お互いのことをよく知っていなくてはなりません。
そこで、おふたりがお互いをどのくらい知っているか、試させていただきたい!」
という無茶振りが!
伊藤さんには晶子に関する難問が、中原さんには小梅に関する難問が出題され、伊藤さんが必死に回答を考えているまさにそのとき……。
「ごんっ!」
という妙な音が会場に響く。
な、なんと、伊藤さんが悩んでうつむいたとたん、マイクに歯をぶつけてしまった音だったのだ!
場内、大爆笑!
ふたりへのクイズは、伊藤さんが不正解に対して中原さんは正解。晶子のほうが小梅のことをよく知っているという結果になった。
最後は、ふたりから
「これからも応援してください!」
と挨拶、そして、最後は、もちろん
「はい、おジャンでございます!」
でシメて、イベントは終了。
会場出口で、来場者ひとりずつに応援団員の証となる伊藤さん、中原さん、そして原作の神楽坂淳先生の直筆サイン入り色紙がスタッフより手渡され、熱くて楽しいイベントは終了したのだった。
劇中のセリフより、「ねぇ、みつまめ屋さんに寄っていかない。」
当時は、あんみつは、まだ無く、みつまめ屋さんだったそうです。
いつの時代も、女の子と甘いものは似合いますね。(甘い物好きの男性もおりますが)
という事で、今回、小梅が、あるお菓子を持って登場しました。
それに関連して、突然ですが、特別に携帯待受け画像をもう1枚プレゼント!
なぜ、特別なのか・・・・・・その辺りは察してください。
いつも、ご覧いただきありがとうございます。
突然ですが、巴は、左バッターです。
知る人ぞ知るネタで、恐縮ですが、このホームページが、立ち上がった当初、
トップページにあった桜花会メンバーのビジュアルの中で、巴は、右バッターとして描かれていました。
それが何故、左バッターに変更されたのか・・・。
それは、まだ台本作りをしていた頃、巴が上手くなった時は、
こんなバッターになって欲しいというイメージについて、スタッフの間で盛り上がった事がありました。
強打者、好打者いろんな人の名前が出てくるその過程で、「じゃあ巴を左バッターにしよう」という事になったのです。
では、その時どんな選手の名前が挙がったのか・・・。
それは、またいつかお伝えします。皆さん、自由に想像してみてください。
それから、CBCでも、放送が始まりました。中京地区の皆さん、ご覧いただきありがとうございます。
中京地区といえば、史上初、女子だけのチームで、愛知大学野球連盟に加入した中京女子大学硬式野球部がありますね。
がんばってください。
この番組で、大正時代の雰囲気を表現するより、もっと難しい事、それは、女の子(しかも初心者)のする野球を描く事です。
これまでも、数々の野球アニメがありましたが、そのどれも、登場人物は鍛えられている“様になった”プレーをしています。
でも、この物語は(雪と環以外の)女の子が、初めてボールに触れるところから始まります。
なので、今の彼女たちのスローイングは、いわゆる「手投げ」(俗に言う“女の子投げ”表現が悪くてスイマセン。)で、
スイングは「バットを振る」のではなく、「バットに振り回される」という感じです。
意図的に、下手な動きをアニメで表現しなければならず、作画のスタッフはとても研究されていると聞いています。
番組が進むに連れて、徐々に上手くなって行くのですが、その上手くなり加減の微妙なところにまた苦労があるようです。
是非、野球娘たちの上達を見守って下さい。
それから、MBSでも放送開始しました。関西の皆さま、ご覧いただきありがとうございます。
関西といえば、独立リーグの神戸9クルーズに、吉田えり投手が所属していますね。
ご活躍を期待しています。
第1話をご覧いただきありがとうございました。
さて、前回の編集後記で触れた、スタッフのこだわりの紹介を少し。
この頃、西洋から入ってきたセーラー服は、女子高に採用され始めたそうです。
小梅のクラスでは、まだ袴とセーラー服が半々ぐらいです。
ですが、若い女性が、新しい物に興味を惹かれるのは、今も昔も同じ事。
徐々に、セーラー服が増えて行ったそうで、この番組でも下級生の教室ではセーラー服の比率を微妙に上げています。
また、当時、体操服は無く、セーラー服が運動着としての役割を持っていたそうです。
なので、女子学生はセーラー服を着たまま、運動をしていたそうです。
野球娘たちも、たすきがけの和装とセーラー服で、練習をしたりします。
また、1話の冒頭、小梅が夢の中で歌うのは「東京節」という、当時、流行ったコミックソングです。
ドリフターズが、替え歌を作ったりしていたので、メロディに聞き覚えのある方もいらっしゃるかもしれません。
セーラー服を着られて、舞い上がっている小梅の鼻歌になっています。
歌詞の中では、当時の東京の名所や世相が紹介されています。
などなど、当時の様子をスタッフが、いろいろと苦労し、こだわりながら再現しています。
ところが、この番組では時代を表現する以上にもっと苦労する事がありました。
それは、娘たちの野球です。たんに野球を描くだけではありません。
「初心者の女子の、下手さ加減をどう伝えて」しかも、「徐々にうまくなっていく過程」をどう描くのか、男子の野球の描き方と、
見比べると、アニメーターさんたちの苦労をお解かりいただけると思います。
その事は、また次の機会にご紹介します。
では、第2話をお楽しみに!
本日、第1話の放送です。ついにこの日がきました。
さて、いまさらですが、本番組のタイトルは、「大正野球娘。」です。
ですから、これは、大正の娘たちが、野球をする話です。
最近、“ナックル姫”こと吉田えりさんの登場で、女性のする野球が、注目され始めましたが、この番組にとっては、全くの偶然でした。
この番組が企画されたのは、1年半以上も前のことでした。
もともとは、個性豊かな登場キャラクターたちがおもしろおかしく絡みながら、
何かの目標に向かって行く話を作ろうと思った事が始まりで、そんな時にこの原作と出会ったのです。
本作は、野球を知らないお嬢さんが、突然、その野球で男子に挑もうとする話です。
なぜ、お嬢様が、野球をしようと思い立ったのか、また、どうやって男子に対抗していくのか、
最初は、突拍子の無い話だなあと、思いました。
ところが、舞台を大正という時代に設定した事で、近代化が急進しながらも、かたや男性中心的な考え方が未だ根強い社会に、その当時、世間で流行り始めていた野球で、アクションを起こそうとする少女たちの動機付けや、まだ、体力と根性で大雑把にスポーツをする相手に、知恵をめぐらせて、何とか対抗しようとする過程を、説得力を持たせながら描く事が出来ています。
そんな事から、大正時代の出来事や街並み、また、当時の女子学生の生活習慣などをしっかり描こうと、監督はじめスタッフが、美術や文芸にとてもこだわりを持った作品となりました。
番組に込められたそのこだわりについては、また、こちらで紹介していきたいと思います。それでは、放送をお楽しみに。