まちカドまぞく 2丁目

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Interview

第11話終了後 キャスト座談会
小原好美(吉田優子/シャミ子役)× 鬼頭明里(千代田桃役)×
髙橋ミナミ(リリス役)× 高柳知葉(陽夏木ミカン役)

第11話終了後 キャスト座談会

——第11話の感想を、ひと言ずつお願いします。

小原 11話と12話って、ミカンにフィーチャーしたお話だったんですよね。第1期の最後はシャミ子と桃のエピソードだったんですけど、個人的に「第2期をやります」と言われたときから、ミカンのその後を見たいと思っていたんです。
ミカンは第1期の後半から出てきたので、この先、シャミ子や桃たちとどう関わっていくのかが楽しみだったからなんですけど、その第2期の最後に、ミカンにかけられた呪いについてのエピソードを持って来てくれたのは、いち『まちカドまぞく』ファンとしても嬉しいなと思いました。
実際アフレコでは、転校してきて、クラスメイトと楽しそうに話して、活き活きとしているミカンの姿がすごく印象的でした。戸惑いながらも、やっぱりダメだって、プチ挫折しているところとかも、見てみたかったミカンがギュッと詰まっているなぁと思いました。

鬼頭 11話で、急にクラスメイトとの絡みが出てきたんですよね。

高柳 名前のわかるクラスメイトたちが登場したね!

鬼頭 そうそう。そのやり取りを見て、この町の人ってやっぱり温かいんだなって思いました。ミカンに対してもめちゃめちゃ優しいんですよ。だって、普通に考えたら結構迷惑な呪いだと思うんですけど、それも受け入れてくれている感じがあって。

——気絶をして、作っていた看板がダメになっても、誰も怒らないし、むしろミカンを心配するんですよね。

鬼頭 だからきっと、この町全体がそういう雰囲気なんだろうなってわかったというか。本当に温かい作品だなって思いました。

——桃が変身して助けますけど、クラスメイトもあまり魔法少女だからっていうのも気にしていないのがいいですよね。ミカンはこれまでいろいろあったから、魔法少女であることを気にしていたけど、偏見とかも全然ないし。

高柳 あんまりそこには興味がないんでしょうね(笑)。

——あと桃は、猫に群がられ委員会という謎の委員会に入っていましたけど……。

鬼頭 桃は猫が好きですよねぇ(笑)。「その仕事、学校に必要ないですよね」ってシャミ子に言われて「そんなことないよ」ってムキになって必要だよ!とか言っているところはちょっとかわいかったです。

——髙橋さんは11話はいかがでしたか?

髙橋 学校の話になると、ごせんぞはあまり関わりがなくなるんですけど、第1期の後半からミカンが加わって、一緒に物語を歩んできて、みんなの中で築いてきた絆みたいなものが感じられたのが第11話だったなぁと思いました。すべての人が優しさや愛を持って人に接しているところが、この作品のいいところだと思います。

——ごせんぞは、11話のラストから12話にかけて、ミカンを助けるための力になっていましたね。

髙橋 第2期でのごせんぞは、たまに頼りになるんですよ。前まではかき回したり、ちょっと客観的なところにいて、輪の中に入っていないごせんぞだったのかな?って思うんですけど、第2期では誰かを助けるときとかに役立つセリフが多かったので、みんなの輪の中に、ごせんぞも入ってきたのかなって思いました。

——高柳さんは第11話どうでしたか?

高柳 この町の人は悪意のある人が本当にいないんだなぁって思いました。まぁ12話ではリコと店長の危険なやり取りとかもあったりするんですけど(笑)、誰も悪意はなくて、本当に優しさしかない町なんです。だからこそミカンは、そんな優しい人たちを、自分の呪いで傷つけてしまうことが絶対にイヤだったと思うんです。
優しいからこそ、ここにいちゃダメかもっていう気持ちになる。それは一緒にいればいるほど膨らんでいってしまうんです……。この町に来るまでも、いろいろな苦労をミカンはしてきていると思うんですけど、それがあるからこそのミカンの迷いや不安だったのかなって思うし、それがはっきり出たのが第11話だったと思います。

——「優しい人ほど、私に近い人ほど傷つけてしまう」のところは、あまり暗くなりすぎないように、というディレクションがありましたね。

高柳 本人的には落ちているけど、ミカンはそれでも周りに心配させないように気丈に振る舞うんだなって感じました。そのバランスが難しくて、何度か挑戦させていただきました。

——でも、それでも助けに来るシャミ子と桃が感動的でした。

高柳 そうですね。だからこそEDテーマの「宵加減テトラゴン」がすごくいいんです! 「この町では優しさあふれて 笑顔になれるの…」っていう歌詞は、まさにこのことだったんだなって思いました。

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