まちカドまぞく 2丁目

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Interview

第7話終了後 キャスト対談
大和田仁美(吉田良子役)× 大原さやか(吉田清子役)

第7話終了後 キャスト対談

——『まちカドまぞく 2丁目』でも、清子と良子のやり取りには癒やされます。ずっと空気感が変わらないですが、第1期の頃の思い出というと、どんなことがありますか?

大原 やっている側としては、タイトな尺にセリフを叩き込んでいる実感があるので、やはり相変わらずセリフの文字数が多かったなって思います(笑)あのスピード感、独特の緊張感があるんですよね。

大和田 みんながたくさん喋っているところに、ちょっと入ったりするときは緊張しました。

大原 そうそう! そこでつまずいちゃったりすると流れを壊しちゃうからね。そういうプレッシャーはすごくあったよね!

——シャミ子がばぁーーって話したあとに、ちょっと入ることは多いですよね。そしてそこが面白かったりして……。

大原 本人たちは別に面白いことを言おうとして言っているわけでもないんですけどね(笑)。それとこれはアフレコの思い出ではないんですけど、コラボカフェがあったじゃないですか。あれに行きたくて行きたくて! メニューを見たら、吉田家のメニューが結構あったんですよ。「吉田家のメニューがある!」と思って、お店の前までは行ったんだけど、入る勇気がなかったのと、予約しなければいけなかったと思うので、写真だけ撮って帰ったんです。

——それは食べてほしかったですね。吉田家は節約することが基本だと思うんですけど、第2期の第1話では、お肉を眺めようとしていたのが面白かったです。

大原 あそこはめっちゃ好きです(笑)。「これは…! もう一度言わせてください…『これは…!』」って(笑)。相当嬉しかったんでしょうね。しかも普通はお肉を出されたらもらったと思うのに、「桃さんが『牛肉を見る権利』をくれました! 拝みましょう!」って……。もらうという思考がないところが究極ですよね。キュンとしました。

大和田 見る権利は誰にでもあるのに(笑)。親子3人で純粋に、わ~ってなっているところが、めちゃめちゃかわいかったです。

大原 あのシーンは大好きです(笑)。

——お二人は家族での共演ですが、第2期で再び一緒に演じられるときは嬉しかったのではないですか?

大原 私、仁美ちゃんと親子役をやらせていただくの、2作品目だったんです。でも、(1回目は)ちょっと独特の距離感の、あまり健全な親子関係ではなくて(笑)こんなに温かい家族の会話ってなかったんです。 だから本当に心温まるなと思って。

大和田 嬉しいです。

大原 同じ親子でもいろんな形があるものだから、この作品でまた出会えて、親子の役を演じられて良かったなって思います。

大和田 その作品では緊張していたこともあるんですけど、あまりお話することができなかったんです。

大原 確かにね。現場自体も緊張感があったし、役柄的に歩み寄っちゃいけない感じもあったからね。

大和田 だから『まちカドまぞく』でも親子役になれて、ようやくたくさん話すことができたので、すごく嬉しかったです!

——近い間柄だと、ほかの現場でも何か親近感が湧きますよね。

大原 そうなんです。大事な作品ほど、その中で近い関係性にあるキャストって、現場を離れてもそう見えてしまうところがあるので、ずっと娘なんです(笑)。

大和田 お母さん!(笑)

——シャミ子役の小原好美さんも、娘ですしね。

大原 ここちゃん(小原好美)に別現場で会ったときに、「あ、お母さん」って言ってくれたのがすごく嬉しくて。現場以外でも、『まちカドまぞく』の家族は繋がっているんです。

——第7話のスタートは衝撃的でした。何故かゾンビスタートという。

大和田 私、ゾンビのガヤに参加しているんですよ。「ゾンビ~ゾンビ~」って言っていました。

大原 かわいい~。

大和田 私、第6話の収録にいなかったので、いない間にゾンビアニメになったのかな?って思いました(笑)。

大原 どこからの続き?って感じだよね。唐突で。

——第6話があまりに感動的で、最終回みたいな感じだったので、切り替える意味もあったようです。でも、とにかく長いアバンでした。本編はシャミ子の夏休みの絵日記から始まりますけど、お二人は夏休みの宿題を計画的にやるタイプでしたか?

大原 私はギリギリにやっていました。

大和田 私もギリギリです。

大原 やっぱり親子だね~(笑)。前もってやればどれだけ楽かはわかっているんだよね

大和田 わかっているんです。わかっているけどできない。

大原 明日の私頑張れ!っていうのがずっと続いて、最後に地獄が待っているという。

——すぐにやっちゃう人もいましたよね。

大和田 計画的にやっている人もいましたね。日記とかも、最後にどうやればいいんだと思いながらもやらないっていう(笑)。

大原 今はスマホで過去の天気も調べられるけど、私の時代はそんな事はできないから、図書館へ行って新聞を見て調べていたんですよ(笑)。

大和田 手間がかかるのに、そこは頑張るっていう(笑)。でも、シャミ子の夏休みの絵日記は、杏里ちゃんが心配になるような日記だったんですよね。

——そうですね。登校日でのエピソードだったので、そこからまだ夏休みは続き、シャミ子は夏祭りに行くのですが、ここではお二人は登場していないので、Bパートのシャミ子と桃が夏休みの宿題をして揉めているところで、清子さんが登場して「大暴れするなら、お外で!」と叱ります。

大原 その一言だけでしたね(笑)。

——お母さんからはシャミ子と桃の関係って、どう見えているんでしょうね。

大原 やっぱりお友達ができていることが嬉しいんじゃないかな。なんだかんだ楽しそうだなって、安心していると思うんです。シャミ子は昔体が弱くて入院していたという回想シーンがありましたけど、やっぱりお母さんも大変だったと思うんです。清子ママはそういうところは見せないけど、生活費月4万円という呪いも、普通は大変な状況じゃないですか。それも切り抜けてきているから生活力も実はあるんですよね。だからそんな彼女にとっては、シャミ子がこうやって健やかに生きていて、笑ったり悩んだりわちゃわちゃしているのを見られていることが嬉しいんだと思います。

——怒っていても、全部愛があるんですよね。

大原 もちろん! だから怒っても怖くないんです(笑)。

大和田 お母さんは本当にずっと明るくて優しいんですよね。大原さんが言ってくれたように、相当苦労されていると思うんです。だけど家族の中のムードメーカーでいてくれる。シャミ子と良子が純粋に育ったのは、お母さんのおかげだなって思います。

大原 本当、すくすく育ったねぇ(笑)。

——では最後に、第8話へ向けてメッセージをお願いします。

大和田 第7話の最後に動物園に行くことになったので、第8話は動物園に行くお話です(笑)。そこでどんなことが起こるのか、楽しみにしていてください!

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