SPECIAL
2024.6.24
第12話終了後 キャストインタビュー
M・A・O(リヴィア・ド・ウーディス役) × 藤田 茜(皆神望愛役) × 大地 葉(プリケツ役)
ーー最終話の台本を読んだときの感想をお聞かせください。
M・A・O:様々なキャラクターが登場して、最終話らしい展開だと思いましたが、Bパートの最後で「望愛殿!?」と思うような驚きの展開が待っていました(笑)。
大地:もっと平和に、俺たちの物語はまだまだ続く!みたいな感じで終わるのかと思ったら、その前にすごい爆弾を投下してきたから、穏やかじゃない気持ちでした(笑)。
藤田:せめてシャバに出て終わりたかった……(笑)。
M・A・O:きっとこのあと、ブレンダさんがなんとかしてくれますよ!
藤田:裁判までやるのかな?と思っていたんですけど、まさか捕まるところで終わるとは思いませんでした。何とか刑務所から外に出たいので、続きをやって、外に出してほしいです。
大地:結構さらっと逮捕されたから、びっくりしました。アニメを見ている人たちも「え!?」ってなったんだろうなぁ(笑)。
ーーメジャーデビューの話を持ってきた人が怪しかったので騙されたりするのかなと思っていたら、全然そこではなかったですね。
M・A・O:確かに怪しい人物だったので、本当にメジャーデビューできるか心配しました。ファンに向けて発表までしたのに、違うところで落とし穴がありましたね。
大地:Bパートのラスト、「申し訳ありません、リヴィア様」とういセリフでEDに入るんですよね。本当に何事もなかったかのようにEDで終わるのがヤバいなと思いました(笑)。
ーーある意味、最高の最終話だったのではないかと。
大地:『変サラ』らしいというか。この作品らしい最終回ではありましたね。
藤田:捕まるところで本名バレもしていましたからね。木下望愛っていう名前が、ちゃんと出てくるという(笑)
ーー最終話は、アフレコも賑やかで面白かったのではないですか?
藤田:第12話が、一番キャラクターも収録人数も多かったですから。
M・A・O:ライブシーンのガヤ録りも楽しかったですね。
大地:救世グラスホッパーだけでなく、サラの卒業式のシーンもありましたから。
M・A・O:懐かしい!送辞・答辞のシーンがありましたよね(笑)。
大地:あの卒業式の感じ!懐かしくて楽しかったなぁ。ここは、いかにしょーもない子供になれるか、みたいな感じでした。
ーー小学生のガヤもやっていたのですね。
一同:やりました。
ーーまさかサラが、あんな短期間で小学校を支配しているとは思いませんでした(笑)。
大地:びっくりですよね!親たちまで崇拝してましたから。あと、「両親の離婚を防ぐことができました」「ニートのお兄ちゃんが働きはじめました」っていうシーンが好き過ぎて。
M・A・O:それをここで言いますか(笑)!と思いましたね。
藤田:めちゃめちゃ良かったですよね(笑)。でも、すごくいいお芝居だったので、本番で笑いそうになりました。
大地:やめてくれ~って思いながら聞いていましたね(笑)。
ーーその他で言うと、閨 春花さんとチョコレートをやっと完成させたブレンダさんが、またしても惣助に渡せないという。
大地:あれも、かわいそうだったなぁ。でも、かわいかった。
藤田:かわいい…。
大地:カカオから作るという発想がぶっ飛んではいましたけど。
藤田:サラもカカオから作っていましたよね。
ーーサラは、「中国拳法で」という話もあったから魔術も駆使していたんでしょうね。
大地:ブレンダさん、あんなに頑張っていたのになぁ。
M・A・O:第11話で試行錯誤しながら、頑張ってチョコレートを作っているのを見ていたので、なおさら切ないですよね。
藤田:でも、受け取ってもらえなかったときのふくれっつらが、めちゃめちゃかわいかったです。
ーーそんな鈍感な惣助は、いかがでしたか?
大地:第12話でも、頑張ってツッコんでいたイメージがあります。
藤田:物語の序盤はサラとボケ・ツッコミみたいな関係性だったのが、相棒になり最後は親子になっていく感じが、ちょっといいなと思いました。
大地:1クール通して、2人は微笑ましい関係性を築いていきましたよね。
M・A・O:時を重ねるにつれて、良いお父さん目線になっていく感じも素敵でした。
ーー最終話で、サラの好きなタイプは、惣助みたいな人だと判明しましたね。
大地:あそこはアフレコブースでもざわつきました。空気が「おっ? どうなの~?」みたいな感じになって、みんなニヤニヤしていました(笑)。
M・A・O:あと、サラちゃんのエピソードでは、同じ学校に行けなかった永縄友奈ちゃんがかわいそうでしたね(笑)。
大地:ひとりだけ中学校に行かされてね(笑)。
ーー同じ中学校に行こうと約束して、友奈は転校までしたのに、サラは「小学生探偵」の肩書欲しさに小学校に行くという……あれは、ひどい裏切りでしたね。 大地:そういうことも特に悪気なくやっているから、あまり責めることもできないんですよね(笑)。
ーーあと最終話で、印象的なところだと、パチンコシーンですかね。
大地:やけに尺が長かったですよね(笑)。アフレコのときも映像があって、海物語だ!って思ったんですけど、それがそのままアニメでも使われていてびっくりしました。すごいこだわりだ…と思いました。
M・A・O:今回こそは望愛殿にお金を返せるかと思いましたが、ライブの時間になってしまって……。リヴィアちゃんが当てた台は、タケオ殿が素知らぬ顔で座っていたりするのでしょうか(笑)。
ーー最後まで不憫でしたね(笑)。
M・A・O:はい……。
ーーでは最後に、全12話、自身のキャラクターを演じた感想とファンへメッセージをお願いします。
M・A・O:こちらの世界に来たものの、姫様とは離れ離れになってしまったリヴィアちゃんでしたが、同じ世界で生きているから自分も頑張ろう!という思いを抱きながら日々過ごしていたと思います。そんなリヴィアちゃんにも仲間ができて、その仲間たちと一緒に、この世界で生活していく姿を見て本当に良かったなと思いました。これから物語が進む中でひとりだけ心配なお方もいますが(笑)、リヴィアちゃんには愉快なお友達と助け合いながら、これからも楽しく、なんとかなるさ!で生きてほしいです。
大地:プリケツは、もともとのバンドを解散してから、どんどん夢を叶えていって、嬉し涙も流したのに、最後にあんな終わり方になるなんて……。ここで終わるわけにはいかないので、どうか続きを見せてください(笑)。
でも、プリケツも個性的だったんですけど、それを超えてくるキャラクターが多いんですよね(笑)。私は基本的に自分のキャラクター贔屓で見てしまうところがあるんですけど、この作品は俯瞰の目線で見るのも好きだったんです。そうやって見たとき、どこを切り取っても面白い作品だなと、全12話通して改めて感じました。だから、1周目と2周目で違うキャラクターに注目して見たら、また違った楽しみ方ができるのかなって思います。なので、何度も何度も楽しんでいただければ、嬉しいです!
藤田:リヴィア様に出会い、望愛は今までやってこなかった青春みたいなものを感じていたと思うので、きっと楽しかったんだろうなと思っています。最終的に捕まってしまったので、何とか外に出てから終わりたかったんですけど、それ以外は良かったのかなと思っています(笑)。あと、舞台になっている岐阜の食べ物とかがいっぱい出てきたので、気になったら聖地巡礼に行ってくれたら嬉しいなと思います。淡水魚園水族館は私も気になっているので、そこに行って『変サラ』を感じてくださればと思います。