2年生に進級した。
そういえば1年前のこの時期の安達は、
偶然目が合っただけなのに露骨に嫌がっていたなあ……。
新しいクラスでの当たり障りのない友人関係のようなものを受け入れつつあった私とは違い、
安達はいつかの月曜日から教室に姿を見せなくなった。
そんな安達が気にはなっていたけど特に何もしなかった。
そんなある日、樽見から一本の電話が掛かってきた。
今度、遊びに行きませんか、と。
脚本:大知慶一郎
絵コンテ:吉村文宏、桑原 智
演出:前園文夫
総作画監督:豊田暁子、氏家章雄、薄谷栄之、神谷美也子、森田莉奈