2月14日の数日前。安達の様子はいつにも増して不審だった。
やたらと私を見つめていたり、髪を結っていたり。
この前なんて大量のチョコを食べていた。
さらに14日に近づいたある日、ギリギリ遅刻をせずに済みそうな感じで学校に向かっていたところ、
道中の公園に見覚えのある水色の髪をしたシルエットが。
まんまと水色の術中に嵌った私は学校をサボることにした。
家で昼寝をしているとチャイムが鳴って——。
脚本:森田眞由美
絵コンテ:桑原 智
演出:吉村文宏
総作画監督:豊田暁子、氏家章雄、薄谷栄之、神谷美也子、森田莉奈