夢の扉+

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2013年4月21日放送
  • BS-TBS:4月25日よる11:00〜
  • TBSニュースバード:4月27日よる9:00〜
ナレーター:向井 理
イオンビームで最先端の品種改良〜東北の特産品に新風を吹き込む! “物理学と生物学の融合”で高付加価値の新種を生み出す!
ドリームメーカー:
理化学研究所 農学博士/
阿部知子 さん
» 日付順リスト:2013年4月

夢の扉の鍵

「壁をつくるのも取り払うのも自分」 » 一覧へ
『壁は自らが作っているもの。壁を取り払えば無限の可能性が広がる』
より甘くおいしい果物や、病気に強い野菜など新たな品種を作り出す「品種改良」。
これまで、10年以上費やしたその研究期間を劇的に短縮する、“夢のビーム”がある。
重さ2000トンもある巨大な加速器が発生させる、目に見えない光「重イオンビーム」だ。
このビームを使って、日本で初めて品種改良に成功したのが、農学博士の阿部知子。
阿部は、重イオンビームを植物の種などに照射し、突然変異を誘発させることで、
“長持ちする花”、“収穫量の多いコメ”など、100以上の品種改良を成功させてきた。
文部科学大臣表彰も受けた、品種改良のスペシャリストだ。
阿部の研究室には、毎日のように、全国から農業関係者などが相談にやって来る。
時には、海外からも―。そんな阿部のモットーは、「研究に壁を作らない」こと。
重イオンビームを作り出す加速器は、もともと、異分野の物理学の研究装置。
物理が苦手な阿部だが、この装置を生物学でも生かすため、持ち前の明るさで
物理学者を研究に巻き込んできた。『壁を取り払えば、研究は無限に広がる―』と笑う。
阿部が新たに取り組むのは、東日本大震災で壊滅的な被害を受けた三陸の特産物。
国産の約7割を占めるワカメや、コンブを“早く大きく育ち、水質に左右されない”品種に
改良しようと奮闘する。果たして、三陸の特産品に新たな命を吹き込めるのか―?
『自らの技術でこれまでにない品種を生み出し、たくさんの人を笑顔にしたい』
信念と情熱の研究者、阿部の夢に迫る。

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