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2012年11月25日放送
  • BS-TBS:11月29日よる11:00〜
  • TBSニュースバード:12月1日よる9:00〜
ナレーター:向井 理
食中毒や食品偽装を防ぎたい!食の安全を守る革新的食品分析法 〜食品を“光”で可視化して産地判別!細菌の繁殖も一目瞭然の技術〜
ドリームメーカー:
食品総合研究所 上席研究員/
杉山純一 さん
» ジャンル:食物
» 日付順リスト:2012年11月
『食中毒や食品偽装が起きる日本の食産業を変えていきたい!』
誰もが気になる“食の安全”―「これって本当に国産?」「生で食べても大丈夫?」
そんな不安を解消しようと、食品に“光をあてるだけ”で、細菌の繁殖など食品の衛生状態を一目瞭然にし、偽装が繰り返される産地の判別をも可能にする驚きの技術が開発された。それが、食品総合研究所の上席研究員、杉山純一(55)が編み出した、『蛍光指紋イメージング法』。食品に様々な波長の光を照射し、結果、新たに生じる光を、コンピューターで詳細にデータ解析して、“光で食品の指紋を作る”という。今までの化学分析では検知できなかった食品の成分を、光で可視化する技術とは―?
開発のきっかけは12年前。江戸時代の浮世絵などの文化財に使われている顔料の植物の特定が、様々な光の刺激を与え、その応答として生じた光を計測することで可能なことを知った杉山。『この光の技術を、食品や農作物の分析に応用することができれば、日本の農業や食品産業を変えられるかもしれない!」 杉山は研究に研究を重ね、様々な食品の“光の指紋”を作っていった。
『一方向からだけではなく物事を見れば、今まで見られなかったものが見えてくる―』
失敗なんてない、すべてはデータにつながる・・と、杉山は、60種以上の光の波長を駆使して、ついに、画素レベルで、高精度の情報を炙り出す装置を開発。3年がかりでマンゴーの産地判別を可能にし、小麦のカビ毒を可視化することにも成功した。
そして、新たに挑むのは、牛肉の表面に細菌が繁殖する様子を可視化する実験だ。さらには、中国産を国産と偽って販売する事件があったハチミツの産地判別にも挑戦する。果たしてその結果は―? 『消費者の為に安心・安全な食品を作ろうと真摯に努力する生産者が報われる社会を築きたい』 これまでの食品分析の世界に革命をもたらす光の技術と、杉山の研究人生を追う。

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