TBS 金曜ドラマ「ヤンキー君とメガネちゃん」

毎週金曜よる10時

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カウンセリングルーム

Q. 私は、学校で部活をやっています。

放課後の部活のときに差別が多いんです。私だけ地味な服をきているのがいじめの最初でした。今の部活でいままで仲良しだった友達も私の見方ではいてくれませんでした。どうすればいいんですかね。親には、言えないんです。

さいちゃん 女性 (11)

A. 辛いですね。思春期の女の子同士の関係ってとっても難しいですよね。

そしていじめって、自分が努力したって、どうしようもないものですよね。
どうしても、お父さんお母さんには相談出来ませんか?お父さんには相談しにくいでしょうから、お母さんには?
相談出来ない、という気持ちも分かります。いじめられている事実を知られたくなかったり、心配をかけたくなかったり、あるいは、相談するとお父さんお母さんが学校や相手の親に何か言ってしまって、余計にいじめがエスカレートしてしまうのではないかとか、そんな気持ちからお父さんお母さんに相談出来ない子はたくさんいます。

でも、お父さんお母さんは、あなたを守りたいと思っているはずです。そして、楽しく学校に通って欲しいと思っていて、あなたの幸せを願っているはずです。相談すれば、力になろうと思ってくれるはず。だから相談する時に、あなたの絶対にして欲しくない事もお願いとして伝えてはどうでしょう。少なくとも、あなたに無断で、あなたの知らない所でいじめがある、ということを知らせることを含め、学校や相手の親に連絡して欲しくないこと。先生に 「 いじめを解決してください 」 と任せきりにしないで欲しいこと。

お父さんお母さんに相談したって、何も出来ないと思ってしまうかもしれません。あるいは、お父さんお母さんは、「 自分が変われば解決できる 」 とか、「 気にしないようにしなさい 」 とか言ってしまうかもしれません。でも、本当に辛いんだ、ということを分かってくれるまで話を聞いてもらってはどうでしょうか。

あるいは、学校のスクールカウンセラーとか、誰か相談出来る人、いないでしょうか。あなたの気持ちを分かってくれる人、場合によってはあなたの辛さをお父さんお母さんに、あなたに代わって伝えてくれる人、いないでしょうか。学校以外の場所としては、教育相談所とか児童相談所とか、相談に乗ってくれる場所もあります。

必要なのは、学校の先生やお父さんお母さん達が協力し合って、いじめのない学校作りを、大人は大人で考えてやってゆくことなのだと私は思っています。子ども達だけでは、いじめは絶対解決しない。でも一番苦しいのは子ども。だから大人が立ち上がらなきゃいけない。子どもの安全を守るのは大人の責任なんです。

そしてここからはお父さんお母さんへ、そして先生達へのお願いです。子どもとの約束は、仮に子どもの為であっても、絶対に守ってください。子どもがどうしてもイヤだということはやらないであげてください。そして、いじめに遭っている子ども達は本当に苦しんでいます。大人がイメージするような、からかいの延長ではなく、本人の努力でどうにかなるものではなく、学校に解決を委ねても解決出来るものではありません。大人が 「 いじめをやめなさい 」 と言っても、いじめはさらに見えなくなってしまうだけです。

子どもにとって安全な学校をどう作れるか。今、大人達にはいじめが見えていなくても、いじめは起こっていなくても、いじめの起こらない学校をどう作るか。大人同士で是非話し合って欲しいと思います。

カウンセラー:山脇由貴子先生

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