インタビュー

北村一輝さん(一ノ瀬聡士役)

出演が決まったときの感想をお聞かせください

月曜ミステリーシアター始まって以来の初のオリジナル作品で “今までにない新しい科学捜査の話を、できるだけリアルに表現をしたい” と伺い、とてもワクワクしました。月曜8時という時間帯で新しいことにチャレンジする “冒険心” がどこまで通じるのか?という不安もありますが、出演者やスタッフと “より良い作品にするにはどうすればいいか?” を、話し合いながら撮影しています。

北村さん演じる一ノ瀬聡士はどのような人物ですか?

基本的に飄々 (ひょうひょう) としていて、“能ある鷹は爪を隠す” といいますか、自分の知識をひけらかすことなく、淡々と自分のペースで捜査する人物です。そんな一ノ瀬が 『ホワイト・ラボ』 というチームの中で、どのように変化していくのかが楽しみです。まだ僕もすべての結末はわかりませんが、一ノ瀬の過去に関しても描かれるとのことですので、そこも期待しています。一ノ瀬という人物をこの作品の中で成長させていきたいと思っています。

北村さんご自身と一ノ瀬は似ていますか?

どうですかね? (笑)
自分ではどう捉えられているのか分かりませんが、僕は物事をあまりガチガチに決めてしまうタイプではなく “感覚型” で、そこは似ているかもしれません。

どのような思いを込めて一ノ瀬を演じていますか?

台本の中から役柄の性格を汲み取り演じています。一ノ瀬という役柄には、僕だけでなく、みんなの想いが詰まっていますので、皆さんの期待に応えられるような一ノ瀬を表現したいですね。科学捜査がテーマですが、人間が起こした事件を人間が捜査をすることに変わりはありません。一ノ瀬という人物の葛藤・挫折・人間らしさを通して、科学の素晴らしさや人間の愛情を表現できればと思います。

キャッチコピーに 「嘘を、科学する。」 とあるのですが、
北村さんご自身は嘘をつくのは得意ですか?

僕自身は絶対にバレない自信があるのですが、人からは 「嘘だって、すぐに分かるよ!」 と言われますし、“すぐに騙せる” そうです。だから、騙されやすくて嘘をつくのは苦手… ということになるのですが、僕としては、嘘をつくのは上手いと思っていますし、人の嘘を見破れる鋭さを持っているはずなので、その温度差に悩んでいます (笑)

ココを見てほしい、という部分はありますか?

僕としては、“お芝居のココを見てほしい” というよりは、視聴者のみなさんの意見をたくさん聞きたいと思っています。『ホワイト・ラボ』 は出演者とスタッフが、常に新しいことにトライしていこうとしている作品です。「こうした方が面白くなるんじゃないか?」 「こういう設定のほうがいいよね」 などと、誰もが忌憚のない意見を言える現場にしたいと思います。それは、僕たち現場の人間だけでなく、視聴者のみなさんの意見も柔軟に取り入れていきたいなと。視聴者のみなさんと一緒に 『ホワイト・ラボ』 を作っていける、距離の近い作品になれば面白いなと思っていますので、ぜひ感想を聞かせてください。

最後に、視聴者のみなさんへメッセージをお願いします

毎回どんな科学捜査を駆使し解決へ導くのか、そして犯人探し、ホワイト・ラボのチームの愉快な仲間たちなど、“楽しみにしていてください” とよく言いますが、見なかったら後悔するような作品にしたいと思っています。温かい目でご覧いただければと思います。よろしくお願いします。