2018年8月13日(月)よる8:00から

ドラマ特別企画
『名奉行!遠山の金四郎』

番宣画像

みどころ

松岡昌宏演じる遠山金四郎再び!
里見浩太朗、吹越満をゲストに迎え痛快なお裁き
江戸庶民を助け、巨悪を懲らしめる!

松岡昌宏の遠山金四郎が帰ってくる!
昨年9月に放送し好評を博した『名奉行!遠山の金四郎』の第2弾を8月13日(月)よる8時から11時7分までの3時間枠でお届けする。

北町奉行という幕府の要職にありながら、「遊び人の金さん」として市井の人々と交わり、庶民の希望や不満を探る金四郎。奉行所のお白州で、鮮やかな桜吹雪の刺青を見せて悪者を成敗する。今回の活躍はいかに!

日本近海にしばしば異国船が現われ幕府を悩ませていた頃。江戸の街では老中・水野忠邦が発する倹約令が厳しさを増し、人々の不満が高まっていた。一方、大きな商家が焼ける不審火が続き世間の不安も増していた。さらに不満を煽るように幕府は庶民の楽しみである川開きの花火まで禁止する。最も楽しみにしていた行事を取り上げられた人々の憂さを晴らすごとく、ふしぎな噂が若者の間でささやかれる。街のある場所で倹約令に反対する若者たちが花火を打ち上げるというのだ。噂を知った金四郎が現場で警戒すると、金四郎が予想もしなかった騒動が起こる。事態は幕府の存続を揺るがせるような悪事につながっていた!金四郎はある商人と幕府の大物が裏で糸を引いていることに気づく。

また今作では浮世絵師の歌川国芳が登場し、物語の重要なシーンに現れる。幕府の倹約令のために華麗な美人画や役者絵を描けなくなった国芳は、今は猫を題材にした絵を描き厳しい詮議を逃れている。だが故事を引用した国芳の浮世絵が、水野老中を風刺しているとされ、逆鱗に触れる。江戸で続いていた商家の不審火。若者が起こした花火騒動。異国船による開港要求。不穏な空気が漂うが…。

稲森いずみ、中原丈雄、神山智洋、加藤雅也、渡辺麻友、不破万作、河合雪之丞、平田満、原田美枝子らが前作に引き続き同じ役で出演、金四郎を支える。そして、吹越満が錦絵絵師・歌川国芳役で登場しドラマを活性化させる。

里見浩太朗が激励のゲスト出演

今作では、里見浩太朗のゲスト出演が決定。里見はTBSで放送した『江戸を斬る』シリーズの第7部(1987年・全30話)、第8部(1994年・全26話)で遠山金四郎を演じており、松岡は里見から23年ぶりに金四郎役のバトンを受け取ったことになる。

今作で里見が演じるのは花火師の棟梁役。金四郎が行きつけの居酒屋の表で出会い、花火打ち上げ前の景気付けにと金四郎に酒を勧める。短い出演時間ながら印象深いシーンであり、里見の貫禄ある演技がドラマを引き締める。

里見がスタジオのセットに現れると共演者とスタッフが拍手で迎え、和やかな雰囲気に。本番ではNGなしの一発で撮り終えた。
里見との撮影を終えて松岡は「子どもの頃から時代劇が大好きだった自分にとって『水戸黄門』の助さん役や『江戸を斬る』で金四郎役を演じてこられた里見浩太朗さんは、まさに憧れの大先輩。時代劇のお手本のような存在です。里見さんとはこれまで数回共演させていただいたことはあるのですが、セリフを交わすお芝居は初めてです。金四郎役で実現できて光栄です」と感想を語った。

一方、里見は「金四郎役は、北町奉行と遊び人の金さんの硬軟を一人で演じ分ける、俳優にとっては面白い役です。前作を拝見して、男の色気を感じられる松岡君の粋な金さんに感心しました。松岡君が演じることで広い世代に愛される金四郎になるよう期待しています」とエールを送った。

あらすじ

幕府は浦賀などに現れる異国船の対応に迫られ、老中・水野忠邦(菅原大吉)らが頭を悩ませていた。

一方、江戸の街では水野が発する倹約令が厳しさを増し、娯楽を奪われた庶民は怒りを募らせていた。又五郎(平田満)が営む居酒屋では、看板娘のおたね(渡辺麻友)が笑顔で出迎えても、常連の岡っ引き・仁平(不破万作)たちの愚痴が収まらない。不満の矛先は、北町奉行所の同心・小柴弦之介(神山智洋)にも向けられる。そんな時、北町奉行・遠山金四郎(松岡昌宏)は「遊び人の金さん」に扮して店に現われ、客たちに酒肴を奢り憂さ晴らしをさせるのだった。

おたねが想いを寄せる貸本屋・政吉(山崎裕太)も倹約令のせいで人気の本を扱えなくなっている。ある日、政吉はおたねに20年前に殺された絵師・月次郎(清家一斗)が描いた美人画を見せ、おたねが絵の女に似ていると指摘する。その絵は今では御禁制の品だが政吉は大事に持っていた。だが別の日、ある決意をもった政吉はその絵をおたねに託し走り去ってしまう。その様子をたまたま見ていた常磐津の師匠・おせん(稲森いずみ)は案ずるが…。

同じ頃、江戸では大きな商家が焼ける不審火が続き、死者まで出る事態に。それぞれの現場で浮世絵師の歌川国芳(吹越満)が目撃されており、火事との関連を噂する者もあった。火事の様子を熱心に写生していたからである。国芳はかつて美人画、役者絵でも名を馳せていたが、今は禁令に触れぬようもっぱら猫を題材に絵を描いている。
さて、江戸城では水野を中心に大目付の横倉淡路守正義(伊藤洋三郎)、南町奉行・鳥居耀蔵(加藤雅也)、金四郎ほかが顔を揃え、異国船問題、倹約令について議論が交わされる。庶民の娯楽も必要ではないかと語る金四郎に対し、鳥居は水野の意向を忖度し、さらに厳しい倹約を提案する。ついには人々が楽しみにしている川開きの花火まで禁止されることになった。

禁止を告げる高札を見て失望する江戸の人々。そんな不満を晴らそうと、伊之助(村上新悟)率いる若者集団が密かに花火の打ち上げを計画する。政吉も集団に属する一人である。計画は噂となって人々に広まり、多くの若者が街の一角に集まった。金四郎も情報を聞き現場に駆けつける。若者たちの期待が最高潮に達したその時、金四郎が予想もしなかった事件が起こる!

事件は幕府の存続を揺るがせるほどの悪事につながっていた。廻船問屋・東雲屋与左衛門(中西良太)が糸を引いていることを見抜いた金四郎だったが、やがて幕閣の一人が最大の黒幕であることにも気付くのだった…。

コメント

<プロデューサー・金丸哲也>
松岡昌宏さんが遠山金四郎を演じ、好評をいただいた『名奉行!遠山の金四郎』の第2弾をお届けします。松岡さんが座長として現場をまとめ出演者、スタッフともいい雰囲気で撮影をすることができました。時代劇ならではの勧善懲悪のストーリーと立ち回りの爽快感をお楽しみいただけると思います。また、浮世絵師の歌川国芳を登場させ、個性的で不思議な印象と謎を散りばめています。今回はミュージックビデオやコマーシャルでも活躍する下山天監督が演出します。監督の感性がどのような金四郎像を描いてくれるのか期待しています。京都のスタッフは時代劇を制作するとより生き生きしますね。衣装さんや結髪さん、殺陣師さんほか時代劇ならではの職人仕事が光っていると思います。1シーンだけですが松岡さんと里見浩太朗さんの共演を実現することができました。里見さんの貫禄の演技が画面を引き締め、作品に重厚な印象を残してくれます。ご家族でご覧いただける作品に仕上げることができました。

キャスト

遠山金四郎とおやまきんしろう  …  松岡昌宏
 ○
おせん  …  稲森いずみ
 ○
東条八右衛門とうじょうはちゑもん  …  中原丈雄
 ○
小柴弦之介こしばげんのすけ  …  神山智洋
 ○
鳥居耀蔵とりいようぞう  …  加藤雅也
 ○
おたね  …  渡辺麻友
 ○
仁平にへい  …  万作
為七ためしち  …  生島勇輝
 ○
歌川国芳うたがわくによし  …  吹越 満
 ○
花火師棟梁  …  里見浩太朗
 ○
横倉淡路守正義よこくらあわじのかみまさよし  …  伊藤洋三郎
政吉まさきち  …  山崎裕太
伊之助いのすけ  …  村上新悟
東雲屋与左衛門しののめやよざゑもん  …  中西良太
宗太そうた  …  黒木真二
おとよ  …  冨樫 真
 ○
市村菊之丞いちむらきくのじょう  …  河合雪之丞
 ○
水野忠邦みずのただくに  …  菅原大吉
 ○
又五郎またごろう  …  平田 満
 ○
寿々すず  …  原田美枝子

スタッフ

製作:
東映
TBS

プロデューサー:
金丸哲也
小柳憲子

脚本:
いずみ 玲

監督:
下山 天

編成:
橋本 孝
中島啓介

2017年放送回

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