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弾けるリズム、溌剌とした歌声。59年前の「三人娘の歌声」テープを発掘! ひばり、チエミ、いづみ19歳の「青春マンボ」。貴重な音楽記録。2015.6.19

 TBS HD社(港区赤坂5-3-6)のTBSヴィンテージクラシックス班は、過去2年にわたりクラシックスを中心に戦後の音楽遺産を発掘するプロジェクトを行ってきました。そうした中、このたび59年前に美空ひばり、江利チエミ、雪村いづみの三人娘が溌剌と歌った伝説的なライブ録音をクラシック音楽テープの中から偶然に発見いたしました。
 これは、1956年(昭和31年)に国際スタジアム(現両国国技館)で3日間にわたって開催され3万人を動員した歌謡ショー「ペレス・プラド楽団で唄う三人娘」の模様を30分番組にまとめたものです。ラジオ東京(現TBS)が1956年10月22日夜8時から森永製菓提供の特別番組として放送しました。番組では、美空ひばり、江利チエミ、雪村いづみの三人娘が当時、マンボブームで人気絶頂となり初来日したキューバのペレス・プラード楽団をバックにマンボの名曲を原語で歌っています。当時、そろって19歳だった三人がマンボの軽快なリズムにのって溌剌と歌うさわやかなライブ録音です。
 この録音は、その後、再放送もレコード化されることもなく、1990年3月に一度、一曲のみが再放送されたのち、社内の倉庫移転の際に所在がわからなくなっていました。その理由は、6mmオープンリールのアナログテープをデジタルテープに変換し保存する際に何故かソビエトのクラシックピアニスト、レフ・オボーリン(1907-1974)のテープの中にダビングされてしまっていたことと、テープの表記に美空ひばりと明記されなかったため、門外不出の未確認テープ群の中に埋もれてしまっていました。今回、クラシック音源確認の過程で発見となりました。
 この音源は、8曲を含みますが、その中から一部を6月22日TBS系列放送の「美空ひばり27回忌追悼 夢と希望の熱唱全記録」(夜9時〜10時54分)にて、新たに発掘した貴重な写真やニュース映像と併せて放送いたします。
 またまたこのテープの全編は、年内に日本コロムビアより発売される予定の3枚組みCDボックス「美空ひばり 青春アワー/TBS VINTAGE CLASSICSジャパン」に収録されます。

【概要】
録音媒体 DAT(Digital Audio Tape) 収録時間 30分1秒 CM1分込み。

収録楽曲
1.サクラサクラマンボ       ペレスプラード演奏
2.チャチャチャは素晴らしい    雪村いづみ
3.マンボ・バカーン        雪村いづみ
4.お転婆キキ           江利チエミ
5.イスタンブール         江利チエミ
6.アンヘリート・ネグロス     美空ひばり
7.セ・シ・ボ・ン         美空ひばり
8.ハワイアン・ウォーチャント   ペレスプラード演奏

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