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なるほどカザルス(1)2014.11.30

ボタン写真 パブロ・カザルス(1876-1973)スペインのチェロ奏者。卓抜な技術と深い音楽性をもった20世紀最大のチェロ演奏家。指揮者としても活躍。スペイン内乱後故国を捨て南フランスの小村プラードに住み、公開演奏から離れたが、1950年のプラード音楽祭でみずから指揮、独奏をおこない楽壇に再帰。57年プエルトリコに移住して、カザルス音楽祭やカザルス・チェロ・コンクールを主催した。(音楽中辞典/音楽之友社)

「カザルス氏が人を魅了するのは、比類のない音楽の巨匠であるばかりでなく、その高潔な人となり、不正義と暴力をにくみ、人間の尊厳と自由を守りぬく人だからであります。芸術的にも道徳的にも人間の誇り得る最高の人を迎えましたことはこの上ない喜びであります。」
(TBS二代目社長 鹿倉吉次/パブロ・カザルス指揮 平井丈一朗特別演奏会主催にあたっての挨拶)

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