手作りフリップ|サンデーモーニング|TBSテレビ

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手作りフリップ(2024年1月21日放送)

トランプ氏 米大統領選・党候補者選びで異例の圧勝スタート…独走支える過去の”実績”とは?

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15日、アメリカの大統領選挙に向けた共和党の候補者選びが始まり、異例の圧勝をしたトランプ氏。独走を支える過去の”実績”とは?選挙戦と同時に行われる裁判の行方とは?手作り解説でお伝えします。

■そもそも大統領選挙とは…

「アメリカの大統領選挙」の長い戦いが幕を開けました。まずは民主党、共和党の中で、それぞれの候補者を決めるのですが、全米50の州などで順番に党員による投票で選出していき、「スーパーチューズデー」と呼ばれる3月5日には、16の州と地域で、各党、一気に候補者選びが行われ、大勢が判明する見通し。夏の「党大会」で大統領候補が正式に指名され、11月に大統領選挙の投開票が行われます。

■支持者が喜ぶ過去の実績

共和党の候補者争いの初戦、アイオワ州で圧勝したトランプ氏。なぜ、ここまでの支持を得ているのでしょうか?アメリカ政治に詳しい小谷哲男教授は、前回のトランプ政権での3つの“実績”が、特に支持者を引きつけているといいます。

まずは「国境の壁」を建設して難民の受け入れを大幅に制限したこと。二つ目が「妊娠中絶問題」。トランプ氏が大統領時代に指名した最高裁判事が、妊娠中絶を憲法上の権利として認めていた1973年の判決を覆したことです。三つ目が「戦争が起きなかった」ことです。史上初の米朝首脳会談を行って朝鮮半島の緊張を緩和したことをアピール。自分なら”ウクライナ”や”ガザ”での2つの戦争も防げたと主張していて、支持者らもそれを信じているといいます。

■4つの事件で起訴

盤石な支持層を固めているトランプ氏ですが、リスク・波乱要素も抱えています。 選挙戦と並行して、自らが起訴された4つの事件の裁判が待ち構えているのです。トランプ氏は、不倫の口止め料を巡る記録の改ざん、国の機密文書の不正な持ち出し、連邦議会襲撃事件に絡む不法行為、そして、大統領選挙の結果を覆すための開票作業への介入などに関与したとして起訴されていて、その裁判が、3月から順次始まる予定なんです。選挙戦にはどう影響するのでしょうか。

■追訴で右肩上がりの世論調査

これは、バイデン大統領とトランプ氏の一騎打ちとなった場合、どちらに投票するかという世論調査です。トランプ氏は、起訴が相次いだ2022年8月から支持率が上がってバイデン氏を逆転。起訴されたことすら追い風になっているのが実情なんです。

ちなみに、もし仮に共和党の候補者がトランプ氏ではなくヘイリー氏となった場合を尋ねた調査では、バイデン氏に対して20ポイント近い大差をつけています。小谷教授は、共和党の候補者レースについては「トランプ氏が独走して勝ち上がるのは間違いない」としたうえで、大統領選挙については「民主党、共和党は、それぞれ3割の支持者がいるが、残り4割の無党派層の動向が焦点。投票までにトランプ氏に有罪判決が出る可能性が高く、無党派層がどう受け止めるか次第で、どちらが勝つか分からない」と分析しています。

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