手作りフリップ(2023年12月17日放送)
大谷加入のドジャースに夢の“3者連続MVP”打線…ワールドシリーズ優勝は?

過去最高の1015億円契約でドジャースに移籍した大谷翔平選手。「勝利」にこだわる大谷選手にとって、ドジャースは11年連続プレーオフ進出という念願の強いチーム。
一方で、その期間のワールドシリーズ制覇は2020年の1回のみ。大谷選手の加入で優勝を手にすることはできるのでしょうか?来シーズン実現する“3者連続MVP”打線の破壊力とは?2回目の手術の影響は?手作り解説でお伝えします。
メジャー有数の名門球団「ドジャース」とは?
ドジャースは1880年代に誕生した球団で、リーグ優勝24回、ワールドシリーズを7度制覇した名門です。
かつては野茂選手を始め、9人の日本人選手が所属してきました。現在の監督、デーブ・ロバーツ氏も母親が日本人で、監督自身も沖縄で生まれています。
実はドジャースは歴史的に人種や国籍関係なく広く門戸を開いてきたチームでもあるのです。
1947年、近代メジャーリーグで初めて黒人選手のジャッキー・ロビンソン選手を登用。その後、中南米やアジア系など、白人以外の選手が増えていく流れを作りました。
野茂選手が活躍していた1997年には、先発ローテーションからアメリカ出身の選手が消えたこともあったくらいです。
大谷選手どう起用?夢のMVP3者連続打線も
ドジャースは大谷選手が熱望していた強い球団でもあります。ここ11年連続で、ポストシーズンに進出しているんです。
ただ、ワールドシリーズで優勝できたのは2020年だけ。そこで今回の大谷選手の獲得です。
30年近くメジャーリーグを取材してきたロサンゼルス在住の笹田幸嗣記者によりますと、大谷選手は、メジャーでは最強の打者が座ることの多い2番の打順で起用される見通し。
そして、その前後の1番にベッツ選手、3番にフリーマン選手という2人のMVP経験者を揃えることで3者連続MVPという上位打線が実現するのです。
さらに、大谷選手は約1015億円とされる10年契約の年俸を、97%後払いにするとしました。
これによってドジャース球団としては、さらなる選手の補強を進めることができ、9年契約で400億円以上とも報道されている山本由伸投手の獲得も現実味を帯びています。
大谷選手の復帰はいつ頃?ケガの影響は?
気になるのが、右ひじ手術の影響ですが、大谷選手は来週からティーバッティングを行うことが明らかにされ、笹田記者によると、これは2018年に手術したときとくらべ2か月早いペースです。
その時は5月に打者として復帰しているので、今回は開幕戦に十分間に合うといいます。
投手としては、2024年は投げないことが決まっていますが、9月には練習のシートバッティングで投げる予定が組まれているそうで、2025年には予定通り、二刀流で活躍する大谷選手が見られそうです。
大谷選手の加入で、まずは打線の破壊力が圧倒的に強化されるドジャース。2024年シーズンは大谷選手とワールドシリーズ優勝を飾れるでしょうか?