手作りフリップ(9月8日放送)
「ラグビーW杯、楽しむには?」

にわかにブームの兆しを見せるラグビーワールドカップですが、より楽しく鑑賞するために、基本的なルールを説明します。
まずラグビーは15対15で対戦します。ゴールを目指してパスをしながらボールを運ぶのですが、前にパスしたり、ボールを落としたりしてはダメです。
相手のゴールラインを越えて、ボールを地面につけることができれば“トライ”、 5点獲得です。

トライすると“コンバージョンキック”の権利を得られます。ゴールポストのこの幅に、ゴールできれば2点獲得です。また相手の反則(ペナルティ)で権利を得た、ゴールキックが成功すれば3点獲得できます。
ここで豆知識!
ラグビーはトライを目指す競技と思われているようですが、もともとトライはコンバージョンキックの権利を得るための手段の1つ。昔は点数もつかなかったそうです。
さて、日本の代表選手はこの31人。10人が海外出身。うち5人が日本国籍を取得しています。日本代表の条件は…
(1)出生地が日本
(2)両親・祖父母のうち1人が日本出身
(3)日本に3年以上継続して住んでいる
このうち、どれか1つでも満たしていれば代表となる資格があります。
他のスポーツに比べるとハードルが低いですね。
この仕組みは、ラグビー発祥の地であるイギリスの選手が、かつて植民地であったオーストラリアやニュージーランドなどでも、代表としてプレイできるように作られたと言われています。
さて現在、日本は4位です。日本が制した南アフリカが1位。同じ1勝1敗なのになぜこんなに差が開いているのか?
順位はこの「勝ち点」で決まるのですが、南アフリカは7で日本は4です。内訳を見てみると…まず勝利チームには4点が与えられます。 さらに1試合の中で4トライ以上したチームには、ボーナスポイントとして1点が与えられます。
南アフリカは今朝のサモア戦と日本戦、どちらも4トライ以上したので2点プラス。 また負けチームでも、7点以内の僅差の場合はボーナスポイントとして1点が加算されます。 日本戦での点差は2でしたから、さらに1点プラスで、合計7点なのです。 日本にボーナスポイントはなし、スコットランドは日本戦で1点獲得しています。
さあ2位以上でなければ決勝トーナメントには進めません。次回は10月3日のサモア戦、 10月12日にはアメリカ戦があります。
負けが許されない日本!
サモアを制し、めざせ決勝トーナメント!