手作りフリップ(6月2日放送)
「世界に汚染…“プラごみ”」
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こちらのペットボトルで説明します。
マレーシアが、およそ3000トンものプラスチックごみを、アメリカ、日本、イギリスなど、輸出した7カ国へ送り返すと発表しました。
日本国内で出るプラスチックごみは、年間およそ900万トンあります。
ペットボトルなどはリサイクルされているイメージが強いかもしれませんが、実は、プラスチックごみ全体でみるとわずか23%しかなく、
プラスチックごみは、世界的な問題となっていて、2015年、世界全体で年間およそ3億200万トンと、35年前と比べ6倍以上に増えているんです。

中国は最大のプラスチックごみの受け入れ国となっていましたが、2017年末、輸入を原則禁止に。 行き場を失ったプラスチックごみは、かわって東南アジアが受け入れてきました。
中国が受け入れを禁止した直後の、2018年の1月~7月、マレーシアに、持ち込まれたプラスチックごみは、前年と比べて3倍にも増えています。 そして、ごみは輸出先で放置されることも多く、海に流れでてしまい海洋汚染につながっているのです。
国連の推計のよると、海へ流失しているプラスチックごみは、年間800万トン。 これは東京ドーム7杯分と、とてつもない量ですね。

さらに、フィリピンでは、カナダの民間企業から輸出されたおよそ2000トンものごみが、マニラ近郊の港に、5年にわたり放置されていました。
この状況に、ドゥテルテ大統領は「引き取らないならカナダと戦争だ」と激怒。 カナダ政府は、ゴミを引き取る方針を示していましたが、フィリピン側はこれを待たずに、送り返す事態となりました。

一方これに対し、規制の枠組みもできつつあります。
有害廃棄物の国際的な移動を制限する“バーゼル条約”。
先月、その改正案におよそ180か国が合意。
これにより再来年以降、プラスチックごみを国外に輸出することが、事実上困難になります。

もし私たちがこのまま、プラスチックゴミを海に排出し続ければ、2050年、海に住む魚の総重量を超えるという試算すらあるんです。
今月末開かれるG20=大阪サミットでも、プラスチックごみはメインの議題となる予定で、共有資源である海を守るため、国際社会全体での取り組みが鍵になりそうです。
