手作りフリップ(4月8日放送)
「大谷選手、メジャー初勝利&3試合連続弾」

3戦連発とアメリカでも驚きの声が上がっている大谷選手の活躍ですが改めて日本人メジャーの歴史を調べてみました。
日本人で、これまでにメジャーデビューしたのはおよそ60人。 初めての選手は1964年の村上雅則選手ですが、これより50年前、メジャーリーグ挑戦の先駆者ともいわれる人物がいます。 アメリカの独立リーグで野手として活躍した三神吾朗選手です。

出身の早稲田大学によるとアメリカの野球を体感した三神選手は『体格が違い打撃力は及ばないが日本の投手は優れた技量を持つ』との見解を述べています。
これまでにメジャーデビューした日本人、赤いところが野手で、ほとんどが投手なんですが、三神さんの言ったとおり投手の活躍が多くなっていますよね。
いきなり3試合連続ホームランの衝撃デビューをはたした大谷選手。 では、過去の日本人メジャーで、初めてホームランを打ったのは誰だか覚えていますでしょうか。 実は、第1号を放ったのは、野茂投手だったんですね。
また、メジャーでもホームランを量産した松井秀喜選手の初アーチはデビュー7戦目、イチロー選手の初アーチはデビュー4戦目でした。

そして、松井稼頭央選手、城島選手、福留選手はデビュー戦でホームランを打っていますが、デビュー直後に3試合連続ホームランを記録したのは日本人ではもちろん大谷選手だけです。
先発投手としてプレーした年に、3試合連続ホームランを放ったのは“野球の神様”ベーブ・ルース選手が1930年に記録して以来です。 ベーブ・ルース選手もヤンキースに移籍するまでは本格的な二刀流でしたが、デビューした年はホームランを打てず、 5年目でやっと、二桁ホームランを記録しました。

大谷選手は1年目で2桁勝利、2桁本塁打に並ぶことができるのでしょうか、実現すれば1918年以来、100年ぶりの快挙となります。