手作りフリップ|サンデーモーニング|TBSテレビ

「サンデーモーニング」毎週日曜日あさ8:00~9:54放送、出演:関口宏,橋谷能理子,岸井成格,張本勲,唐橋ユミ,水野真裕美,伊藤友里ほか

手作りフリップ(8月27日放送)

「本塁打量産の甲子園…なぜ?」

手作りフリップ

99回目の夏の大会、飛び出したホームランは史上最多の68本。準優勝・広島広陵の中村選手は、清原選手の1大会個人最多ホームラン記録を32年ぶりに塗り替えるなど怪物ぶりを発揮しました。

今大会の特徴を数字で振り返ってみると… 史上初 3日連続3人が2打席連続ホームラン。更に満塁ホームランには満塁ホームランで返す! 『総安打数』は去年より118本増え1000本の大台に達しました。

まさに「打高投低」が顕著に表れた大会で投手陣の防御率4.48は平成に入ってワースト記録。継投の流れも加速し、準々決勝以降、『完投した投手はゼロ』です。 バッターの力が投手陣を上回った結果となりました。

手作りフリップ

これは1970年以降の夏の大会でのホームラン数ですが、増えたり減ったり変動が目立ちます。そこには『大きな影響を与えた出来事』と甲子園で活躍した『怪物たち』が影響しています。

1974年 金属バットの解禁でボールの飛距離が伸び、それ以降、ひとケタになったことはありません。そして一つの山が1984年。PL学園のKKコンビが活躍した年に47本のホームランが生まれました。

ところが1992年の選抜からホームランを出やすくする為に手前に設けられていたラッキーゾーンを撤廃。14本に激減します。

2002年にも、重さ制限がなかったバットを900グラム以上と、これまでより重くすることによって飛距離の抑制がはかられ、ホームランは一時的に減少します。

手作りフリップ

すると2006年 再び怪物が現れました。大阪桐蔭の中田選手。このバットにもめげず甲子園でもホームランを放ち、当時の高校通算記録を更新。大会記録も60本を記録しました。

それでも翌年(2007) いわゆる飛ばない低反発ボールが導入され、ホームラン数は半減します。

またそれを覆すような怪物が2008年生まれました。横浜高校の筒香嘉智選手です。飛ばないボールを物ともせず、この大会のホームラン数49本は史上4番目です。

なぜホームランが量産されたのか? 大会審判委員長の八田さんは『打者は科学的なトレーニングを導入し、下位打線でも強くたくましいスイングで投手に迫りました』と話しています。

手作りフリップ

今回、埼玉県勢が初優勝したことで夏の優勝がない県は19県に。来年夏は第100回記念大会。栄冠はどこが掴むのでしょうか?

»手作りフリップ 一覧

»HOME

Copyright© 1995-2024, Tokyo Broadcasting System Television, Inc. All Rights Reserved.