手作りフリップ|サンデーモーニング|TBSテレビ

「サンデーモーニング」毎週日曜日あさ8:00~9:54放送、出演:関口宏,橋谷能理子,岸井成格,張本勲,唐橋ユミ,水野真裕美,伊藤友里ほか

手作りフリップ(2月26日放送)

「生命が存在可能な惑星7個 発見」

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今回、見つかった地球に似た惑星とは、地球からおよそ39光年離れた恒星の周りにあります。光の速さでいうと39年、地球から太陽までの距離の250万倍にあたります。その恒星の周りをまわる惑星に「生命が存在する可能性がある」ことも分かりました。どうしてそう考えられるのか、ご説明します。

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科学雑誌・ネイチャーによって「Seven sisters」と名づけられ、「地球の妹」という意味も込められた7つの惑星は、大きさや質量も地球と似ていて、このうち6つは、地球と同様岩石から形成されています。地球と似た惑星が、1つの恒星の周りに7つも確認されるのは初めてのことです。

この7つの惑星が、「トラピスト1」という太陽系でいうと太陽にあたる恒星のまわりをまわっています。「トラピスト1」は太陽と比べると、暗くて冷たく、直径は太陽の8パーセントほどと小さいのが特徴です。

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しかし、トラピスト1と惑星との距離は、太陽と地球の距離の16分の1~100分の1とかなり短いため、光の量が、地球が太陽から受けている光の量に近くなり水が干上がったり、凍ったりすることなく、液体のまま存在できる温度が保たれます。

こちらが、NASAが公表した、惑星からトラピストワンを見たイメージ図でこのように生命に不可欠な、液体の状態の水が存在しています。

とくに内側から4~6番目の惑星には、海や大気圏が存在する可能性があるといい、こうしたことからNASAは、3つの惑星が“ハビタブルゾーン=生命居住可能領域”にあると考えています。

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大気については、NASAが今後早ければ来年にも、打ち上げる最新鋭の宇宙望遠鏡などもあわせて使えば、大気があるのかなどを、詳しく調べられるということです。NASAは「生命を育むことができる第2の地球が見つかるのは、もはや時間の問題だ」としています。

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トラピスト1は若い星で、寿命が長く「生命の進化に十分な時間がある」と推測されます。いつの日か、地球以外で生命が見つかることもあるかもしれません。

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