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石川遼、世界への扉が再び開かれる!
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2007年5月、史上最年少でツアー優勝を果たし、昨年は同じく史上最年少で獲得賞金額1億円突破と、周囲の想像を大きく上回るスピードでトッププロへの階段を駆け上がった石川遼。そして今年、史上2番目の若さでマスターズ出場という快挙を成し遂げ、ゴルフファンのみならず日本中がこの17歳の一挙手一投足に注目。番組視聴率も昨年までは4日間平均で3〜4%だったものが、今年は8.4%と過去最高の平均視聴率を記録(別表?)した。一昨年から始まった石川遼フィーバーはとどまるどころかさらにヒートアップしている。彼の夢舞台への初挑戦は残念ながら予選落ちというほろ苦いものに終わったものの、予選2日間のドライビングディスタンスは291.5ヤードで全体の6位。これまで日本人選手の課題とされてきた飛距離に関しては十分に通用することは証明され、荒削りではあるものの彼が世界の舞台で戦える可能性を感じさせる2日間だった。その石川遼に、マスターズ予選落ちという屈辱を晴らす舞台が早くも訪れた。メジャートーナメントの最終戦でもある全米プロゴルフ選手権に大会史上最年少で出場することが決定したのだ。このトーナメントは今年で91回を数え、他のメジャーとは異なりプロゴルファーのみで競われ、選手達のプライドが激しくぶつかり合うトーナメントでもある。


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04年優勝のV.シンはこの勝利をきっかけにタイガー・ウッズから世界ランク1位の座を奪い、05年優勝のP.ミケルソンは翌年のマスターズも制しメジャー2連勝。06、07年はウッズが連覇、そして昨年は全英オープンを連覇したP.ハリントンがこの大会も勝利しメジャー2連勝をあげた。このようにその年、最も調子の良い選手がこの大会を制しており、最強のプレーヤーを決める戦いといっても過言ではない。今年の開催コース、ヘーゼルティン・ナショナルGC(アメリカ・ミネソタ州)は過去にも全米オープン(1970,1991)や2002年の今大会の会場となった名門コース。そして今年は7年前から300ヤード以上も長くなり、全長はなんと7674ヤードとパー72で行われるトーナメントでは四大メジャー歴代最長の設定で、世界最強のプロゴルファーを決めるにふさわしい舞台となっている。石川遼、世界への扉が再び開かれる。それも世界有数のタフな難コース。世界のトッププーヤーとしのぎを削ることでまた彼は大きくなるはずだ。メジャートーナメントという大きな舞台でさらに輝きを放つことができるのか、この夏も石川遼旋風が吹き荒れる!


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また忘れてはならないのが、日本のエース片山晋呉。今年のマスターズで日本人過去最高位の単独4位となった大活躍は記憶に新しいところ。この全米プロゴルフ選手権でも2001年に4位タイという好成績を収め、ジャパニーズカウボーイ旋風を巻き起こした。そして今やPGAツアーのトッププレーヤーの地位を確立した今田竜二も出場予定。今年の会場であるヘーゼルティン・ナショナルGCはジョージア大学在学中に、全米学生選手権で団体優勝、個人でも2位の成績をあげた相性の良いコースということもあり、マスターズ同様この2人のサムライの活躍が期待される。 優勝争いはもちろんこの大会4勝を挙げている“世界最強の虎”タイガー・ウッズを中心に展開されるであろう。昨年左ひざを手術し、約8ヶ月試合から遠ざかっていたが、復帰3戦目に勝利。マスターズでは6位タイに終わったが、6月に入って「メモリアルトーナメント」で最終日に大逆転優勝を飾るなど、完全復活と言えるだろう。今年はメジャートーナメントに照準を合わせて調整すると見られており、メジャー最終戦のこの試合は万全の状態で臨んでくるはずだ。そして連覇のかかるP.ハリントン、現在世界ランク2位のP.ミケルソン、メジャー未勝利の“神の子”S.ガルシアなどタイガーのライバル達も虎視眈々とメジャータイトルを狙っている。

石川遼が高校生として最後の夏に新たな伝説を刻むのか、タイガーの超人的なプレーが炸裂するのか!?日本中が寝不足となる熱い夏がやってくる!