見どころ

WBA世界フライ級タイトルマッチ

ボクシングを始めた頃からの夢、「3階級制覇」を成し遂げた井岡一翔が、
次なる目標へ向けWBAフライ級初防衛戦に挑む!

今年4月、井岡は8度防衛中の2階級王者ファン・カルロス・レベコを相手に終始圧倒する戦いで判定勝利を収め、
世界最速プロ18戦目で3階級制覇の快挙を達成した。 夢の3階級制覇という高い壁を乗り越え、世界王座へ返り咲いた井岡の次なる目標は、
「フライ級最強」を証明すること。
現在フライ級王者はWBCが軽量級最強と言われここまで43戦全勝37KOで3階級を制した最強王者ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)。
IBFは昨年、井岡がプロ初黒星を喫した因縁の相手、全勝王者アムナット・ルエンロエン(タイ)。
WBOは4度防衛中でWBAスーパー王者でもあり2団体を制しているファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)。
この強豪がひしめくフライ級で井岡は「この階級には強いチャンピオンが多い、
統一戦ができたら面白いし将来的にフライ級最強を証明していきたい」と他団体王者との統一戦に意欲をみせる。

そして、ここから始まる3階級王者・井岡一翔のフライ級防衛ロード。
今回、初防衛戦で対戦する相手はWBA同級12位/ロベルト・ドミンゴ・ソーサ。
戦績は26勝(14KO)2敗1分 アルゼンチン出身。
ここまでスーパーフライ級を主戦場に戦ってきたソーサ、2013年に世界戦に挑むも王座奪取失敗に終わった。
今回から階級を1つ下げ、フライ級で井岡から悲願の王座奪取を狙う!
井岡は初防衛戦をしっかりクリアし、その先に見据えたビックマッチへ辿り着けるのか!?
3階級王者・井岡一翔の新たなストーリーが始まる!!


IBF世界ミニマム級タイトルマッチ

去年の大晦日、大平剛(花形)とのIBF・WBO二つの世界王座を掛けた運命の一戦を制し、
見事、日本人初となる主要4団体全てのベルトを獲得。
日本ボクシング界の歴史にその名を刻むと、今年の4月にはIBF世界ミニマム級の初防衛に成功。
32歳にして、ボクサーとして脂の乗り切った最高の状態にある高山勝成。
プライベートでは、去年から名古屋の高校に入学。
自分より一周り以上も年齢の離れた若者たちと共に勉学に励むなど、
プロボクサーと学生という2足の草鞋を履きながら、充実した時間を過ごす。

そんな高山が迎える2度目の防衛戦。
相手は、現在3団体で世界ランク入りをしている原隆二(大橋)。
中学2年でボクシングを始めると、高校時代にはアマチュア4冠という輝かしい実績を残しながら、
プロには進まず、競馬の騎手を志して競馬学校に進学。
しかし、ボクシングへの情熱を捨てきれずに競馬学校を中退し、2010年にプロデビューを果たしたという異色の経歴の持ち主。
デビュー後は、新人王、日本王者、東洋太平洋王者に無敗のまま輝くなど、
期待のホープとして注目を集めた。 しかし、去年の10月。東洋太平洋の初防衛戦で、「中京の怪物」田中恒成(畑中)の挑戦を受け、
10RTKO負け。プロ初黒星を喫したが、田中に対し、一歩も引かない殴り合いを演じるなど、その評価は高い。
田中に敗れ、1度は諦めかけた世界挑戦のチャンス。
是が非でも勝って、夢の世界王座を掴み取りたいと意気込みは充分だ。

だが、そんな挑戦者を迎え撃つ王者・高山にとってもこの防衛戦は、いつも以上に重要な一戦となる。
高山に今後期待されるのは、
今年5月、日本人最短プロ5戦目での世界王座奪取に成功した「中京の怪物」、田中恒成(畑中)との王座統一戦。
日本人同士による王座統一戦は、2012年6月に行われた井岡一翔×八重樫東戦以来、2回目。
この時も平均視聴率18.2%という高視聴率を叩き出し、ボクシング界を大いに盛り上げた。
そんな夢のビッグマッチ実現の為にも、ここで王座を明け渡すわけにはいかない。

近い将来、階級を上げての2階級制覇という野望も抱く高山が、
田中とのビッグマッチに向け、王座を守り抜くのか?
それとも原が、初挑戦で世界の頂点に上り詰めるのか?絶対に見逃せない1戦だ!!