TBS『WBA世界バンタム級タイトルマッチ』

見どころ

亀田興毅、2013年の戦いがいよいよ幕を開ける。。。

去年12月、暫定王者ウーゴ･ルイスとの統一戦を制し、見事5度目の防衛を果たした
WBA世界バンタム級王者・亀田興毅。
史上最強の相手を退け、ベルトを守り抜いた興毅が4月7日、バンタム級6度目の防衛戦に臨むことが決定した。

2013年の初陣となる今回の試合。
興毅を待ち受けていたのは実に二度にわたる対戦相手の変更。
「対戦相手が決まったので良かった。良い試合ができるようにしっかり練習していきたい。」と、
気持ちを切り替え、6度目の防衛戦に向けたトレーニングに励む興毅だが、
相手を研究し、万全の対策を立ててこれまでの試合に臨んできた興毅にとっては、やはり準備不足という不安は拭いきれない。
しかも、紆余曲折の末に最終決定した今回の挑戦者、WBA世界バンタム級11位のパノムルンレック・カイヤンハーダオジム（タイ）は、興毅が｢あまり得意ではない｣と語るサウスポー。
ここまで37戦36勝（19KO）と脅威の勝率を誇り、フライ級時代には世界1位にランクしていたこともある強豪。急遽舞い込んだ世界王座奪取のチャンスに、高いモチベーションで乗り込んでくることは想像に難くない。

しかも、興毅がプロで唯一黒星を喫した相手、タイの英雄・ポンサクレックと同じジムに所属。
今回の試合に向け、母国の偉大なる先輩から、興毅の特徴や弱点、更には日本で戦う為の準備の仕方など、いろいろな情報を聞いてこの試合に挑んでくるだろう。

一方、迎え撃つ興毅も、ただ指を加えて試合までの時間を過ごしているわけではない。
サウスポーのパートナーと、パノムルンレックを想定したスパーリングを繰り返し行い、
苦手克服に向け、厳しいトレーニングに取り組んでいる。
また、去年から本格的に取り組んでいるフィジカルトレーニングにも手応えを感じており、
特に「12Rフルに動ける自信はついた」と語るスタミナ面の進化には目を見張るものがある。

2013年は弟の亀田大毅、亀田和毅も世界を狙うと明言しており、
亀田家の悲願である｢三兄弟での世界王座獲得｣という夢の実現に向け、ここでベルトを失うわけにはいかない」

二度の相手変更による準備不足。苦手とするサウスポーとの戦い。
そんな逆境の中で迎える6度目の防衛戦。
果たして興毅は、ベルトを守り抜くことができるのか？
亀田興毅、2013年最初の戦いを見逃すな！！