見どころ

「浪速乃闘拳」復活へ! 今年4月に行われた亀田興毅4度目の防衛戦。
本来の動きには遠く及ばなかったものの、インドネシアのマナカネを相手に判定勝ちを収め、 見事バンタム級のベルトを守り抜いて見せた。
しかし。。。 その代償として、昔から痛めていた拳を骨折。長期休養を余儀なくされることに。。。 WBAからは、その負傷を理由に休養王者に認定され、戦いたくても戦えない苦しい日々を過ごしてきた。

そんな興毅が12月4日、約8ヶ月ぶりに戦いのリングへと戻ってくる。
相手は、ここまで何度となく噂に上がってきた最強の相手。。。
WBA世界バンタム級暫定王者、ウーゴ・ルイス(メキシコ)。 圧倒的な攻撃力を武器に、ここまで32戦31勝1敗という戦績を残し、しかも、そのうち28勝がKO勝ちというバンタム級屈指のハードパンチャー。 そのKO率は実に90%を超え、興毅のキャリアの中で最も危険な相手なのは間違いない。

怪我からの復帰戦が、王座統一戦というのはボクシング界の中でも異例中の異例。 しかも、相手は脅威のKO率を誇るメキシコの強豪。 厳しい条件が揃った復帰戦となるが、興毅自身は今回の一戦に自信を覗かせる。
その理由のひとつが、「守るべき者」の存在。 今年5月に結婚した妻と、その間に授かった新たな命。 「守るべきものが出来たから。絶対に負けられないし、負ける気もしてない。」 「絶対に勝つよ」 ボクサーとして、夫として、そして父親として、今回の一戦に只ならぬ決意を持って臨む。

果たして興毅は、この最強の敵との王座統一戦を制し、自らの復帰戦を5度目の防衛で飾ることができるのか?
ボクシング人生で最も大事な一戦のゴングが、12月4日、地元・大阪で鳴らされる。。。