みどころ

■対戦    侍ジャパン 対 プロ野球台湾代表
■解説    衣笠祥雄  槙原寛己
■実況    林正浩 (TBSアナウンサー)

今でも記憶に残る2009年の日本WBC連覇。日本中が感動と興奮に包まれたあの日から3年ぶりに侍ジャパンが結成される。


指揮をとるのは、昨年日本一に導いたソフトバンクの秋山幸二監督。そして、昨年沢村賞に輝いた田中将大(楽天)と斎藤佑樹(日本ハム)が夢の競演を果たす。さらに、浅尾拓也(中日)と内川聖一(ソフトバンク)の両リーグMVPコンビにセリーグ首位打者の長野久義(巨人)、新人王の澤村拓一やパリーグ本塁打王の中村剛也(西武)など、昨年タイトルを獲得したスター選手たちが集結。


プロ野球最強メンバーで構成された侍ジャパンが日の丸の責任と誇りを胸に真剣勝負を繰り広げる。


この一戦は、野球界が一つになって東日本大震災の復興を支援するという強い思いが込められている。復興への歩みを進める被災地では、苦難に立ち向かう人たちが大勢いるのが現状。大会収益金の中から義援金を被災地に寄付し、関東地方に避難している1万2000人を会場に招待する。


対戦相手の台湾代表も復興支援への思いは同じだ。震災後、支援活動や義援金など、いち早く動いてくれたのは台湾。そのプロ野球全4球団から選出されたメンバーが、熱い思いを胸にプレーする。


未曾有の大震災から1年経とうとする前夜、プロ野球を代表する選手たちが、全力プレーと最後まで諦めない姿勢を誓い、被災地に、日本中に元気と勇気を届ける。