
今回の『少年』では、『ドテラのチャンピオン』が昭和35年、『星の巣』が昭和52年、そして『おかめさん』が現在と、3作品とも異なる時代を背景にして物語が展開していきます。
そして、そこで注目していただきたいのが、その時代を再現している風景や美術セットたち。登場人物の周りに置かれた小物にも、美術スタッフの最大限の力が注がれています。
「リアルにその時代の製品を追ってしまうと、三作品の時代の差がはっきりとしなくなってしまうんです。その為、設定されている時代に製造されていた製品より少し前の物も混ぜ、よりハッキリと三作品の時代の差が出るようにしました。実際の生活でも、最近買った物だけでなく、古くから使い続けている物というのがありますものね。」(美術スタッフ)
そうした古い家具や小物は、アンティーク市で見つけたり、その時代の研究をなさっている大学の先生やコレクターの方から御借りしたりしているそう。
さて、その中でも一番苦労したというのは『ドテラのチャンピオン』に登場する駄菓子屋のセット。資料から当時売られていたものを探し、細部までこだわって造られたそうなので、オンエアでは是非注目して見て下さいね!

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