
さまざまな帰路に立った少年たちによる3作品のオムニバス。
久しぶりに顔を合わせた兄弟が、過ぎし日の運動会の思い出を語り合う『ドテラのチャンピオン』。
プラネタリウムの説明員となった弟が、星に興味を持つきっかけとなった兄と過ごした日々を描いた『星の巣』。
一人京都を訪れ、宿泊した旅館の少女とともに町を巡りながら、お互いの心をほんの少し通い合わせる淡い思いが胸にしみる『おかめさん』。
いずれも大人となった今、ふと、自分も「こんな事があったなぁ」と少年時代に思いを回帰したくなるような心温まる作品が揃っている。
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