
あんま覚えてないんだよね。本当に自分が書いたのかな? 実はゴーストライターが書いたんじゃないの?…あ、そういえばカセットテープに吹き込んだ覚えはあるなぁ(笑)。いま撮影でこんなに寒い思いしているのもその時の罰かな、なんて思ってます(笑)。

『ドテラのチャンピオン』
これは、僕のアニキの子供の頃のエピソードを下敷きにしています。アニキは小学校の1年〜5年までいっつも走るのが遅くてね、笑いながら走ってたんだよ。でも、6年の時、運動会の前日に雨が降ったんだ。最初は毎年のように笑いながら走ってたアニキだったんだけど、そのうちに前を走ってたヤツラが雨のぬかるみで滑って全員転んじゃってさぁ。それを見たアニキはすんごい形相になって走り始めたんだよ。でも、全員を抜いてあと少しでゴールっていう時に自分も転んじゃった。そのあとおふくろに怒られてたね。何であそこで転ぶんだって(笑)。
『星の巣』
星は、好きですね。僕は一時期仕事を休んでいた時があって(笑)。その時に伊豆に『伊豆北野観測所』っていうのを造ってずっと星を見ていたんだよね。
『おかめさん』
何回も家を出ていた経験はあるんだけど、それは家出じゃなくて勘当みたいなものだからなぁ(笑)。それにこうした女の子との出会いっていうのにもまるきり縁はなかったです(笑)。

これは私が昔書いた小説をドラマ化したものです。こういう時代ですし、少年時代を思い起こしながら感傷にふけっていていただいてですね…と、こんな事は良いですよね(笑)。とにかく、宜しくお願いいたします。

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