
今はなかなかない、素敵な物語ですよね。僕が昔、まだこの世界に入っていなかった頃のTBSのドラマには、こういったしみじみとしたものがよくあったんですよ。でも、最近は見かけなくなったですからね。良質のドラマ、まさにそれを感じました。

僕はたけしさんとコントをやらせていただいたり、「菊次郎とさき」というドラマでたけしさんの父親役をやらせていただいたりした事があったんです。ですから、この物語にたけしさんらしさを感じましたね。幼い頃の体験をベースにしていているところとか、ね。

運動会の風景、白いむせるような石灰の粉、“カラバカ”のような個性的な友人たち…。そうした思い出がよみがえってきますね。

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