土曜 よる11:30〜

人生最高レストラン

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放送内容(2022年2月4日 #242)

ごちそう様 高畑淳子さん

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ゲストは、高畑淳子さん。舞台に、映画に、ドラマに欠かせない名女優の高畑さんは、バラエティでも活躍を見せるキャラクターの持ち主。豪快でエネルギッシュな素顔そのまま、マシンガントークを炸裂させながら、おいしいものと共に自らの女優人生を語った。

■お品書き

香川・綾川町「故郷で味わう!絶品うどん」
高畑さんの故郷・香川県は“うどん県”と呼ばれる、言わずと知れた本場・讃岐うどんの地。『3食うどんでもいい』と語る高畑さんが、帰郷すると必ず行くほど大好きなお店が、高松空港から車で約10分、綾川町にある「山越うどん」。1951年、うどんの卸業者として開業した「山越うどん」は、少人数で毎日うどんを作り続ける中、近所住民が丼と箸を持ってきて『一玉ちょうだい』と玉売りのうどん玉を分けていたそう。それが、食べてもらう人に「出汁」がないのは申し訳ないと「かけだし」を作り、「ネギ」を切り、「しょうが」をすって…いつの間にか店舗として営業するようになったという。今や、“製麺所型うどん店”の中でも最も有名で行列のできる大人気店となった。店内には、手作りの日本庭園があり、そこで絶品の讃岐うどんを味わうことができる。

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「釜玉」は言わずと知れた名物で、山芋をかけた「月見山」も人気だという。高畑さんオススメは、シンプルな「かけ」。北海道産小麦粉を使用したコシのある麺に、いりこ出汁のつゆがたまらない一品。「ちくわ天」と「いも天」を追加するのが、高畑さんの定番メニューだそう。すべてがセルフサービスで、ビールサーバーならぬ“出汁サーバー”からアツアツの出汁を入れるのも、うどん県では当たり前の光景。とにかく、高校卒業後、上京した時に『東京のうどんに絶望した』という高畑さんにとって、愛してやまない故郷の味である。

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*店舗情報:「山越うどん」香川県綾歌郡綾川町羽床上602-2

東京・六本木「大先輩にご馳走になった!鉄板焼き」
東京・六本木にある老舗の名店「ステーキハウス ハマ」。1964年創業の六本木本店は、重厚感のある建物でありながら、ゆったりした上質な空間。目の前で焼く臨場感たっぷりの鉄板カウンタースタイルで提供される料理は、まさに五感で味わえる最高峰のご馳走。ここに、高畑さんは「放浪記」などで共演してお世話になった女優・森光子さんによく連れて行ってもらったという。ちなみに、人生で一番ご馳走になったのは、劇団の先輩である西田敏行さんで、2番目が森光子さんだそう。

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高畑さんがいただいたのは、森光子さんが注文するお決まりのお肉のコース。主役のステーキは、厳選し仕入れたこだわりの最上級黒毛和牛。ステーキをおいしく焼き上げる—シンプルだけど、こだわり抜いた熟練シェフの匠の技で焼いたステーキを、丁寧にカリッと焼いたニンニクチップ、試行錯誤を繰り返して出来上がったタマネギ醤油のソースでいただく極上の一品。

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*店舗情報:「ステーキハウス ハマ 六本木本店」東京都港区六本木7-2-10

香川・小豆島「母との思い出の味!小豆島の真子」(※人生最高の一品)
高畑淳子さんの“人生最高の一品”は、母との思い出の味「小豆島の真子」。それは、香川県小豆島の「海と山の幸ヒコス」で、最愛の母と一緒に食べた一品。1993年に開店した「海と山の幸ヒコス」は、土庄港から約10分、天井の高い開放感のある店内で毎朝水揚げされる瀬戸内海の新鮮な地魚・魚介、彩り豊かな山の幸をはじめ、四季折々の旬の食材を楽しめる創作料理店。特産物であるナマコの卵「このこ」や「このわた」、「バチ子」、「タコのからすみ」など、他にはない珍味も豊富に揃えている。

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一人娘だった高畑さんが大学進学を機に上京してから、香川で二人きりで暮らしていた両親。しかし、その後、父が東京へ転勤に。当然、母も一緒に上京するかと思いきや、『子育てが終わった女の楽しみは、遊ぶことや』『四国は離れん』と、頑なに拒否したという。そんな折、高畑さんが32歳の時、妊娠が発覚。そのことを伝えると、母は『よし!待ってろよ』と、すぐさま上京。事情を聞くことは後回しにして、テキパキと動いて部屋を探し、東京で父、母、娘の家族が再び一緒に暮らし始めることとなった。大学進学の際も、早稲田、慶應義塾、お茶の水、津田塾といった名門大学を蹴って、『桐朋学園大学短期大学部演劇科へ行きたい』という娘に対し、父が大反対する中、母は『私は戦争中で好きなこともできなかった。やりたいと言うなら、やらせてあげたい』と後押ししてくれ、演劇の道へ進むことができた高畑さん。高畑さんの女優人生があるのは、いつも支えてくれた母の存在があったからこそであった。そんな母が東京暮らしをする中で、『東京にはおいしい魚がない!マグロだけや』と、いつも口癖のように言っては故郷の瀬戸内海を懐かしんでいたという。『母においしい魚を食べさせてあげたい』そう常日頃思っていた高畑さんが家族旅行で母を連れて行ったのが、小豆島だった。そして、「海と山の幸ヒコス」で一緒に食べた瀬戸内海の新鮮な海の幸の数々。中でも、母が『おいしい!おいしい!』と大満足だったのが「サワラの真子の煮物」。サワラの真子(卵)をカツオと昆布の出汁で煮て、しっかり火が通ったら冷蔵庫で冷やすことで、卵の中まで出汁が染み込んで身が締まるという。シンプルだが、素材の味が十二分に引き出された一品。それを食べて喜んでいた母の顔が、高畑さんは今でも忘れられないといい、最愛の母への感謝の思いが詰まった“人生最高の一品”となった。

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*店舗情報:「海と山の幸 ヒコス」香川県小豆郡土庄町渕崎2153-2

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