土曜 よる11:30〜

人生最高レストラン

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放送内容(2022年1月29日 #241)

ごちそう様 NON STYLE 石田明さん

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ゲストは、お笑いコンビNON STYLEの石田明さん。2008年にM-1グランプリで優勝し、漫才界のトップランナーとして活躍する一方、舞台俳優としての才能が開花。また、脚本・演出も担当するなど、いま演劇界で大注目の石田さんが、貧しかった少年時代を振り返りながら、またその多才な素顔をのぞかせながら、自らの人生を語った。

■お品書き

「貧しかった少年時代…最高の贅沢だった!白菜と豚炊いたん」(※人生最高の一品)
今回は、一品目がいきなりの“人生最高の一品”!石田明さんの“人生最高の一品”は、「白菜と豚炊いたん」。それは、貧しかった少年時代、石田家で最高の贅沢だった母の手料理。4人兄弟の末っ子の石田さんは、両親と家賃42,000円の市営住宅で6人暮らし。一時は、節約のために全く面識のない家族と家賃を折半して同居していたほど、生活は厳しかった。家にテレビがなく、バラエティ番組も観たことない少年時代だったという。普段の食生活も慎ましいもので、白米とおかず一品だけ。おかずとして食卓によく出ていたのは、もやしを醤油で炒めたものだった。しかも、白米は近所からのおすそ分け、調味料も近所に借りに行っていたという。そんな石田家の“最高のごちそう”が、「白菜と豚炊いたん」だった。白菜と豚バラ肉を砂糖・醤油・だし醤油で味付けしたシンプルな料理。それを初めて食べた時、衝撃的においしかったのを石田さんはよく覚えているそうで、「白菜と豚炊いたん」が食卓に並ぶ日が楽しみで仕方なかったという。

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大阪・なんば「芸人が必ず出世する!?だんご汁」
大阪・なんばにある「九州八豊やせうまだんご汁」。大分県産の新鮮な食材を使った郷土料理が味わえる名店として知られる。石田さんは若手時代に先輩のブラックマヨネーズ吉田さんに連れて行ってもらって以来、おいしい料理はもちろん、女将の林田啓子さんの温かい人柄に魅かれ、15年通い続けているという。石田さんにとっては、今も大阪に帰ると必ず顔を出す、実家のようなお店。女将さんも石田さんのことを『一番下の子どものような存在』とかわいがっている。

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お店には、おばんざいが日替わりで常に約15種類並び、石田さんは「たいのこ」や「牛しぐれ(神戸牛使用)」、大分名物の「とり天」などが大好きだという。

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石田さんイチオシは、やはり名物の鍋料理「やせうまだんご汁」。昔から伝わる大分の郷土料理に女将さんが工夫を加えて考案し、「やせうまだんご汁」と名付けたそう。「日本郷土料理大賞コンテスト」第1回大会では、日本一にも輝いた。小麦粉をよくこねて親指大のだんご状にしたものを1本ずつ手で引き延ばして作る麺「やせうま」と、大分産味噌を数種類絶妙のバランスで合わせ、酒かす、練りゴマ、そして干し椎茸ベースの自家製秘伝エキスを含むダシを加えたスープに、季節の野菜・魚・肉類を具材にした一品。なんともいえないコクがあり、なおかつ発酵食材&低カロリーで大人気だという。

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実は「九州八豊やせうまだんご汁」は、関西の芸人界では誰もが知るお店。『ここに来て、だんご汁を食べた芸人はみんな売れる』という伝説まであるという。実際、石田さんもここで名物「だんご汁」を食べ、2008年にM-1グランプリ王者に!自分が先輩に連れて行ってもらったように、後輩たちを連れて行ってご馳走するーそんな芸人の世界の良き伝統が今も生きている。

*店舗情報:「九州八豊やせうまだんご汁」大阪府大阪市中央区千日前1-6-10千寿ビル1F

東京・五反田「人生を大きく変えた!手羽先大根煮」
東京のJR山手線・五反田駅西口の近くにある、居酒屋「坊乃」。実はここ、石田さんの奥様のご両親が営むお店。そして、奥様と出会った運命のお店でもある。今から約10年前、五反田に暮らしていた石田さんは“五反田芸人”仲間との忘年会会場を探して五反田の街をブラブラする中で、新しくオープンした一軒のお店を見つける。それが、「坊乃」だった。そして、そこから出てきた女性店員を見た瞬間、石田さんは一目ぼれ。その女性こそ、後に結婚する奥様だった。石田さんは、『ここを忘年会の会場にしたら、ライバルが増えるから絶対やめとこう』と決め、芸人仲間にはひた隠しにして、一人で通い始めることに。しかし、何度お店へ行っても、その女性店員は不在…。残念に思いながらも、大将の広瀬光生さんの作る料理のおいしさに魅かれ、その後も通い続けた石田さん。すると、ある時意中の女性店員が現れる。ようやく再会できたと喜んだのも束の間、大将の娘さんという事実を知ることに。しかも、奥手だった石田さんは何のアプローチもできず、その後も足繁く通っては大将のおいしい料理を食べ、おいしいお酒を飲んでは帰る…という日々をただ繰り返すだけ。しかも、当時テレビを全く観ていなかった彼女は石田さんが芸人であることも知らず、一人の常連客として接するだけだった。そんな中、唯一石田さんのことを知っていた女将さんが娘に対して『こんなに通ってくれるんだから、1回ライブ行ってあげたら』と言ったことをキカッケにNON STYLEのライブを観に行った彼女は、石田さんに対する見方がガラリと一転。そして、石田さんの一目ぼれは実を結んだのだった。2012年、二人はめでたく結婚。当時、石田さんは32歳、奥様は12歳年下の20歳だった。今では3人の子どもにも恵まれ、石田さんは“愛妻家芸人”“イクメン芸人”と呼ばれるほど、幸せな生活を送っている。

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そんな石田さんの人生を大きく変えたお店である「坊乃」は、イタリア語で“おいしい”を意味する「ボーノ」からとった店名の通り、銀座で約30年の経験を積んだ大将が、新鮮な旬の食材を使った絶品料理を提供。石田さんお気に入りは、「手羽先大根煮」。ホロホロと崩れそうになるほど煮込んだ手羽先と、やさしい味が染み込んだ大根が、たまらないおいしさだという。

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*店舗情報:「坊乃」東京都品川区西五反田1-30-6 モリカワビル1F

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