土曜 よる11:30〜

人生最高レストラン

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放送内容(2021年10月30日 #229)

ごちそう様 若村麻由美さん

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ゲストは、若村麻由美さん。NHK連続テレビ小説「はっさい先生」のヒロインで華々しくデビューを飾り、その後も時代劇で主演を務めるなど、第一線で活躍し続けている若村さん。美しくチャーミングなイメージだが、実はちょっとオトボケ!?そんな意外な素顔をのぞかせながら、おいしいものと共に自らの俳優人生を語った。

■お品書き

長野・八坂村「人生観を変えた!衝撃の蕎麦」
小学5年生から6年生の2年間、「自然の中で育ってもらいたい」という両親の考えから、長野県八坂村に山村留学した若村さん。東京生まれの若村さんは親元を離れ、住民票も移し、農家にいわばホームステイ。毎日山道を往復7km歩いて地元の小学校に通いながら、大自然の中、田植えや稲刈りといった農作業をはじめ、東京では味わえない貴重なことを体験。水のおいしさも初めて知り、2年間ジュースは一滴も飲まなかったそう。まさに、人生観が変わったという2年間を過ごした中で、忘れられない思い出の味が「キジの出汁でとった信州蕎麦」。それは、農家のお父さんが山で撃って獲ってきたキジで出汁をとり、お母さんが収穫したばかりの蕎麦を手打ちしてくれた一品。青空の下、畑でみんなと一緒に食べた蕎麦の味は、ただおいしいだけでなく、若村さんにとって“人生最高の蕎麦”となった。

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京都・北山「過酷な撮影を癒してくれた!蕎麦」
小学校時代の山村留学で“人生最高の蕎麦”を味わって以来、蕎麦が大好きになった若村さん。高校時代には「将来は蕎麦職人になりたい」と真剣に考え、都内の名店を食べ歩いていたそう。そんな若村さんがオススメする蕎麦店が、京都市北区北山にある「蕎麦屋じん六」。蕎麦の実そのものの風味を提供したい―そんな信念を持つ店主・杉林さんが惚れ込んだ蕎麦の実を日本全国から取り寄せ、産地による風味の違いを引き立てる挽き方、打ち方による、こだわりの手打ち十割蕎麦が味わえる。

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若村さんがいつもいただくのは、産地の異なる3種類の蕎麦を1枚ずつ味わえる「蕎麦三昧」。3種類の異なる産地の蕎麦の実をそれぞれ別々に打ち分け、それを少しずつ順番に提供。生産年や産地により、原料となる蕎麦の実の味や香りが違うことを感じられるそう。淡い香り&味の1枚から始め、最後は強い香り&味で締めるのがオススメで、蕎麦そのものの風味を感じられる一品。利き酒ならぬ“利き蕎麦”感覚で初めてでも「どこの産地まではわからずとも、こっちの方が香りは強い、甘さが強い」など感じられるという。まずは、蕎麦つゆをつけずにそのまま、または塩をひとつまみかけて食べるのがオススメ。蕎麦の甘みをより一層感じることができるという。

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若村さんの俳優人生で忘れられない作品の一つが、主演を務めた本格娯楽時代劇ドラマ「夜桜お染」(2003〜2004年放送/フジテレビ)。七変化・立ち回り・笛・三味線・江戸太神楽を次々と披露し、1話で10話分の労力を注ぎ込んで作り上げ、本当に大変な撮影だったという。そんな過酷な撮影が京都で続く中、若村さんを癒してくれる食の楽しみが、「じん六」の蕎麦だった。

*店舗情報:「蕎麦屋 じん六」京都市北区上賀茂桜井町67

京都・四条「ドラマ仲間と囲む!秘伝ちゃんこ鍋」
撮影で京都をよく訪れる若村さんには、贔屓にしているお店が他にもある。その一つが、京都市中京区木屋町通にある「ちゃんこ鍋逆鉾」。角界の名門・井筒部屋の元力士、八代目逆鉾(逆鉾與次郎)が引退後の1966年に開業した、ちゃんこ鍋専門店。現在は、3代目女将が創業以来受け継がれてきた伝統の味を守り続けている。若村さんは10年以上前から通い、ドラマ撮影があると共演者たちと訪れ、ちゃんこ鍋をみんなで囲んでいるという。

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料理は、「ソップ鍋」の一択。鶏ガラをじっくり煮込んだ醤油ベースの秘伝の出汁。地鶏のミンチをベースに青森県産にんにくの風味を効かせた自慢の特製肉団子、厳選された鶏肉、野菜などの具材。出汁と具材の旨みが染み出し、深いコクと味わいのある鍋はずっと食べ続けても飽きず、ここでしか味わえない名物ちゃんこ。途中で、特製辛味噌を入れて味変するのもオススメだという。

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*店舗情報:「ちゃんこ鍋逆鉾」京都市中京区木屋町通蛸薬師下ル下樵木町203-5

東京・三宿「演劇界の両親と食べた!牛ほほ肉の赤ワイン煮」(※人生最高の一品)
若村麻由美さんの“人生最高の一品”は、演劇界の両親と食べた「牛ほほ肉の赤ワイン煮」。それは、若村さんの恩師である俳優・仲代達矢さん、妻で脚本家・演出家・俳優の宮崎恭子さんと初めて3人だけで食べた思い出の味。仲代さんと宮崎さん夫妻の稽古場から始まった若手俳優のための「無名塾」。その舞台を高校3年17歳の時に観た若村さんは感銘を受け、導かれるように入塾。NHK連続テレビ小説「はっさい先生」のヒロインで華々しくデビューを飾り、映画やドラマで順調に活躍していた若村さんは入塾から10年目、「無名塾」20周年記念公演で大役を演じることに。その公演を控え、仲代さん夫妻が若村さんを食事に誘ったお店が、東京・三宿、世田谷公園のほとり、表通りから1本路地に入ったところに佇むレストラン「シーブリーズ三宿」。パリの裏通りにあるビストロをイメージしたカジュアルな隠れ家フレンチレストランで、家族経営のアットホームな雰囲気の中、フランス料理をリーズナブルに味わえる。

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若村さん思い出の味「牛ほほ肉の赤ワイン煮」は、3日間煮込み、フォークなしでホロホロとほどけるほどやわらかい絶品の一品。

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それまで大勢で一緒に食事をすることはあったが、この時初めて一人だけ呼ばれ、恩師である仲代さん、宮崎さんと3人だけで過ごした食事の時間は、若村さんにとってかけがえのない思い出となった。

*店舗情報:「シーブリーズ三宿」世田谷区池尻1-8-8 グランサンク1F

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