土曜 よる11:30〜

人生最高レストラン

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放送内容(2021年9月18日 #224)

ごちそう様 大野将平さん

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ゲストは、柔道家・大野将平さん。東京オリンピックでは「勝って当たり前」「金メダル確実」と言われる中、圧倒的な強さを発揮して見事、日本男子柔道史上4人目のオリンピック連覇を達成!“絶対王者”と呼ばれる大野さんが普段見せない素顔をのぞかせながら、おいしいものと共に自らの柔道人生、東京オリンピックの舞台裏について語った。

■お品書き

東京・駒沢「地獄の日々のご褒美!煮込み」
大野さんは小学校卒業後、親元を離れて上京。古賀稔彦さんや吉田秀彦さんなど多くの名選手を輩出した全寮制の柔道私塾「講道学舎」(※現在は閉塾)に入門。小学生の頃に全国大会で実績を残しスカウトされて入門した2歳上の兄の後を追って、『兄と同じ道を歩めば、俺も強くなる』と思い込み、周囲の反対を押し切って本格的に柔道の世界に飛び込んだ大野さん。すると、待っていたのは“日本一厳しい”と言われている寮生活だった。毎朝5時40分に太鼓の音で起床し、早朝トレーニング、掃除や食事の当番をこなした後、学校へ。学校が終わると、毎日3時間の稽古。そして夜は、自らの洗濯などは当然、高校生の先輩の付き人として身の回りのお世話までこなす…という日々。当時を振り返って大野さんは、『中1で人生を間違えた』『12歳にして人生をやめたいと思った』と語った。そんな生活を過ごした中高時代、大野さんにとって忘れられない“思い出”の味がある。それが、東京都世田谷区にあった「講道学舎」から程近く、駒沢公園通りから1本入った住宅街にある煮込み専門店「かっぱ」の名物「煮込み」。1950年創業、もともとは居酒屋だったが、煮込み専門店に変更し、今や行列のできる名店として知られる。

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名物「煮込み」は、もつは使わず牛肉を使用。豆腐、こんにゃくと一緒に数種類ブレンドした味噌でじっくりと煮込んだ一品。高校生の先輩の付き人をしていた中学時代、先輩のおつかいで「かっぱ」へ行き、テイクアウトでタッパに入れてもらった「煮込み」。寮に持ち帰り、先輩が分けてくれた「煮込み」を山盛りのご飯の上にかけて食べた「煮込み丼」は、辛く厳しい寮生活の中で唯一の楽しみであり、おいしい思い出だという。

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*店舗情報:「かっぱ」東京都世田谷区駒沢5-24-8

奈良・生駒「金メダリストの筋肉を作る!シャトーブリアン」
奈良県生駒市の山奥にあるヘレ肉(ヒレ肉)専門店「きみや」。ひっそりと佇む外観に、シンプルな店内…しかし、そこは“すごいヘレ肉を食べられる”と、グルメ界で知られた伝説の名店。ここに、母校・天理大学を練習拠点にしている大野さんは月に2回ほど通っているという。

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『私の筋肉は、きみやさんの肉でできている』とまで語る大野さんの大好物が、鹿児島黒牛のヒレ肉の希少部位「シャトーブリアン」。その中でも、真ん中の一番いい部分を分厚くカットした最高級の肉をいつも食べているという大野さん。1枚は約200gで1人前2枚。まるでステーキのようにカットされた「シャトーブリアン」を豪快に炭火ロースターで両面を軽く焼き、フォークで割く。それほど柔らかく、赤身のヒレ肉だけに胃もたれしないという「シャトーブリアン」をニンニクたっぷりの特製ダレでいただく。

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このお店には、大野さんの二人の恩師、篠原信一さん、そして男子柔道日本代表の井上康生監督とも一緒に行ったことがあるという。肉が大好きな井上監督はとても喜んでいたそうで、『東京オリンピック後に落ち着いたら奈良に行くから、きみやに行こう』という話をしているが、一方の篠原さんは『もう、おじいちゃんなので、あまり食べなかった』と、ちょっとイジった大野さんであった。

*店舗情報:「ヘレ専門店きみや」 奈良県生駒市鹿畑町907

「柔道の真髄を感じた料理人が作る!特製牛丼」(※人生最高の一品)
大野将平さんの“人生最高の一品”は、柔道の真髄を感じた料理人が作る「特製牛丼」。そのお店は、京都の阪急嵐山線「松尾大社駅」から徒歩約7分、桂川のほとりに店を構える「天ぷら松」。舌の肥えた京都の食通だけでなく、全国からもその味を求めて足を運ぶ客が絶えないという名店。創業50年以上、当初は天ぷら定食がメインだったが、現在はおまかせコースのみの会席料理店。

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2代目店主の松野俊雄さんが作る料理は、ほぼ同じメニューはないという極上コース会席。毎回、料理を食べる度に唸らされているという大野さんは、松野さんに自らの感性と通ずるものを感じ、柔道家に通ずる精神を持つ料理人の姿を見たという。そんな松野さんが作る料理は、旬の食材を生かし、見た目にもこだわった逸品の数々。

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そして、魚がちょっと苦手な大野さんのためだけに店主がシメに特別に用意した「特製牛丼」。近江牛のヒレ肉を和だしの甘ダレに絡めて、卵の黄身と黒七味で味にアクセントをつけた一品。これだけは毎回、シメに出している大野スペシャルメニューだという。

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*店舗情報:「天ぷら 松」 京都府京都市右京区梅津大縄場町21-26

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