土曜 よる11:30〜

人生最高レストラン

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放送内容(2021年7月3日 #214)

ごちそう様 佐々木蔵之介さん

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ゲストは、佐々木蔵之介さん。映画やドラマ、舞台などで活躍し続ける名俳優は、刑事役などのクールなイメージとは異なり、実は超おしゃべりでオモシロ大好きな関西人。しかも、意外にもちょっとオトボケなところも。そんな素顔を見せながら、終わらせることができなかったという俳優人生を振り返った。

■お品書き

兵庫・神戸「演劇サークル仲間と食べた!六甲のとんかつ」
実家の造り酒屋(佐々木酒造)を継ぐつもりで、蔵之介さんが進学した神戸大学農学部。そこで、蔵之介さんは演劇と出会い、演劇研究会「はちの巣座」に所属。そして、劇団「惑星ピスタチオ」の旗揚げに参加し、芝居が日常になっていったという蔵之介さん。腹筋善之助、シャンプー服部、ピーター本田、スパルタカス高須…変わった芸名の仲間たちと稽古終わりによくご飯を食べに行ったのが、阪急六甲駅近くの「ヨシダ」というお店。そこの「とんかつ」が“青春の思い出の味”だという。そこで、番組スタッフが実際に六甲に行き、捜索してみると…そのお店は、「ヨシダ」ではなく「みやま」というお店であったことが判明。しかし残念ながら、「みやま」は2〜3年前に閉店。蔵之介さんが「思い出のとんかつ」と再会を果たすことは叶わなかった。では、そもそも「ヨシダ」というお店は何なのか??さらに取材を進めると、とあるビルの3階に確かに存在していた。訪ねてみると…「お好み焼き 鉄板焼き よし田」という看板を発見!実は、「よし田」は、とんかつ店ではなく、お好み焼き&鉄板焼きのお店だったのだ。しかし、「よし田」も既に閉店。その顛末をスタジオでVTRを見た蔵之介さんは、自分の曖昧な記憶を恥ずかしがりながらも、懐かしい青春時代を振り返り、幸せを感じることができたという。

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東京・下北沢「都会の苦味を癒してくれた!蕎麦」
大学卒業後、実家の造り酒屋を継ぐために勉強になるからと、広告代理店に就職した蔵之介さん。一方で、サラリーマン生活の傍ら、劇団「惑星ピスタチオ」に所属して演劇も続けていた。そんな中、東京の劇団から強く誘われ、実家を継ぐ選択肢を捨てて上京した。ただ『役者をやりたいというより、終わらせられなかった』という気持ちだったそう。東京で初めて暮らした街が、下北沢。そこで出会ったお気に入りのお店が、「十割蕎麦処くりはら」だった。趣味で蕎麦作りを始めた店主がどんどんのめり込み、すべて我流で作るこだわりの蕎麦がいただける、知る人ぞ知る名店。蕎麦だけでなく、打ち台やカウンター、食器に至るまで、店主の手作りだという。ちなみに、営業は金・土・日のみ。関西人なので「蕎麦よりうどん」派だった蔵之介さんだが、このお店で蕎麦のおいしさに目覚め、蕎麦の楽しみ方を知ったという。

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蕎麦は、豊かな香りと甘味が特徴で蕎麦職人や蕎麦通から圧倒的支持を得ている茨城県茨城県桜川市産のブランド品種「常陸秋そば」を使用。石臼で手挽きした自家製粉を丁寧に手打ちした蕎麦は、たまらなく絶品。酒のお供には、「揚げそばがき」、「粒そば味噌和え」が最高だという。

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*店舗情報:「十割蕎麦処くりはら」東京都世田谷区北沢4-16-10 1F

京都・祇園四条「愛してやまない!故郷の鯖寿司」(※人生最高の一品)
佐々木蔵之介さんの“人生最高の一品”は、最愛の故郷・京都の「鯖寿司」。江戸時代に誕生した「鯖寿司」は、京都ではお祭りやお祝いなど、ハレの日に家庭でよく食べられ親しまれてきた。その「鯖寿司」を専門的に作り始めたのが、1781年創業の名店「いづう」。冷蔵技術が発達していなかった時代に、魚介類を若狭湾から京都へと運ぶためのルート“鯖街道”を経て届いた塩漬けの鯖を使って「鯖寿司」は作られ、庶民の間で貴重な青魚を楽しむ文化が生まれた。そんな庶民の味を料理人の技で磨き、専門店として初めて世に送り出したのが「いづう」だった。

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「いづう」の名物「鯖姿寿司」は、一本一本手作り。鯖は、日本近海の脂がのった真鯖、米は滋賀県産の江州米、寿司全体を包む昆布は北海道産。脂がのった鯖と450gのシャリ、そして昆布の旨味が合わさった極上の一本。時間が経つにつれ、昆布の旨味が寿司へとうつり、昆布、鯖、シャリが馴染み合ってきて、たまらないおいしさだという。

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蔵之介さんにとって「いづう」の「鯖姿寿司」は、京都に行った時いつも買うものではなく、仕事がうまくいった時などに買う、自分へのご褒美。それだけに、京都駅の「いづう」売店で買った「鯖姿寿司」を新幹線で食べるのは、何よりの楽しみだという。まずは昆布を一旦はがし、肉厚の鯖を食べて、ビールを一口。その後、はがしておいた昆布だけを味わう…これが蔵之介さん最高の時間の過ごし方。

*店舗情報:「いづう」京都府京都市東山区八坂新地清本町367

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