土曜 よる11:30〜

人生最高レストラン

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放送内容(2021年5月29日 #209)

ごちそう様 柳楽優弥さん

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ゲストは、柳楽優弥さん。14歳のデビュー作「誰も知らない」で「カンヌ国際映画祭」最優秀男優賞を日本人初!しかも史上最年少で受賞。今や、日本映画界に欠かせない人気俳優となった柳楽さんが愛嬌たっぷりでお茶目な素顔を大公開!一躍、世界から注目され、迷いながらも歩んできたこれまでの俳優人生をおいしいものを通して語った。

■お品書き

「悩みまくって食べまくった!パフェ」
柳楽さんが高校時代、よく行っていたのが自宅の近所にあったファミリーレストラン「ジョナサン」。

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学校帰りに立ち寄ってよく食べていたのが、「和風てりたまハンバーグ」や「ビーフリブロースステーキ」、「本まぐろの鉄火丼」などなど。ただ、育ち盛りの柳楽さんにはそれだけでは物足りず…シメに「いちごパフェ」。おいしすぎて、最後にパフェを2個ペロリと平らげ、食べまくった記憶があるという。

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実は、こんなに食べまくっていたのは食べ盛りの10代というだけではない、柳楽さんだからこそ抱えていたある悩みがあった。14歳にしていきなり世界中から脚光を浴びた柳楽さんはデビュー作以降、演じることに対し必死に取り組んでいたものの、世間の評価と自らの経験値との間にズレを感じ、『演技がうまくなりたいのに…なかなか思うようにいかない』と、ジレンマを抱え悩みまくっていたというのだ。そんな悩みもあり、一時食べ過ぎていた柳楽さんだったが、その後演技の世界から一時離れた時期を経て、現在のような活躍ぶりに辿り着いたのだった。

*店舗情報:「ジョナサン」(関東圏都心部に200店舗以上展開しているチェーン店)

北海道・上川町「名優が集う店で食べた!豚丼」
北海道上川町に柳楽さんにとって忘れられないお店がある。それが2012年の冬、映画「許されざる者」(2013年公開)の撮影で滞在した宿泊先「ホテル大雪」の居酒屋「大雪茶屋」。そこは撮影期間中、主演の渡辺謙さんをはじめ、柄本明さん、佐藤浩市さんなど名だたる共演者たちが集うという“豪華な居酒屋”となっていた。当時、演技について悩みを抱えていた柳楽さんは、ここで大先輩たちとたくさん話をする機会に恵まれ、多くのことを学ばせてもらったという。

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そんな貴重な時間を過ごした柳楽さんが名優たちに囲まれながら食べた思い出の一品は、上川町のブランド豚「味(み)豚(とん)」を使用した北海道名物の「豚丼」。

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そして特に忘れられないのが、映画でアイヌ民族の血をひく青年の役を演じたことから現地でアイヌの方からオススメされて食べた「行者にんにく」。滋養強壮に強い効果があるといわれる山菜「行者にんにく」は、流通するほとんどが北海道産。最近は長野県などの栽培ものもあるが、やはり天然の北海道産が絶品。柳楽さんは「行者にんにくの醤油漬け」で疲労を回復しスタミナをつけ、過酷なロケを乗り切ったという。

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*店舗情報:「大雪茶屋」北海道上川郡上川町字層雲峡 ホテル大雪 地下1階

東京・千歳船橋「過酷な舞台を支えてくれた!納豆チャーハン」(※人生最高の一品)
柳楽優弥さんの“人生最高の一品”は、「納豆チャーハン」。それは、柳楽さんが初舞台に挑んでいた頃、台本を読み込みながら、よく食べていた東京・千歳船橋「八福」の一品。演技への悩みから、一時俳優業から離れ、アルバイト生活を送っていた柳楽さん。そんな時に突然、演劇界の巨匠・蜷川幸雄さんから主演舞台のオファーが舞い込んだのだった。作品は、村上春樹・原作の「海辺のカフカ」(2012年)。『バイトなんかしてないで、演技の世界に戻って来い』。そんなメッセージを蜷川さんからいただいた柳楽さんは、悩みを吹っ切り、初めて舞台の世界へと飛び込んだ。もちろん、厳しい指導で知られる蜷川さんの稽古は想像を超える厳しさだったという。『舞台は映画と違うんだ!声が小さい!』と、発声の基本から徹底的に指導を受け、とにかく夢中で初舞台に挑んだ柳楽さん。さらには、稽古を重ねて迎えたゲネプロも蜷川さんが満足せず、途中で中止に…。最悪の状態で緊張して迎えた初日――無事公演を終えた柳楽さんに対し、蜷川さんは『華々しい初日を迎えられてよかったね』と声をかけてくれたという。

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そんな俳優人生の転機となった作品「海辺のカフカ」の稽古中によく通っていたのが「八福」。ドラマのセットのような落ち着いた雰囲気の店内で、台本を読み込みながらよく食べたのが「豚の生姜焼き」と「納豆チャーハン」だった。そばつゆが入った特製ダレで炒めた後、蜂蜜で照りを出した「豚肉の生姜焼き」には、マヨネーズをたっぷりと付けて…。そして、通常メニューの「チャーハン」に大好きな納豆を特別にトッピングしてもらった「納豆チャーハン」。体力勝負の過酷な舞台に挑む柳楽さんを支えてくれた料理は、役者の世界に引き戻してくれた恩人・蜷川さんへの感謝と忘れられない思い出が詰まった一品であった。

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*店舗情報:「八福」東京都世田谷区砧2-21-2

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