土曜 よる11:30〜

人生最高レストラン

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放送内容(2021年5月22日 #208)

ごちそう様 柴咲コウさん

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ゲストは、柴咲コウさん。14歳の時スカウトされ、16歳で芸能界デビュー。18歳の時に出演した映画「バトル・ロワイアル」で脚光を浴び、女優として開花。以降、第一線で活躍してきた柴咲さん。今や、女優、歌手としてだけでなく、実業家としても活躍する彼女の素顔は…人見知りだけど話すのは大好き、極端すぎる食生活だけど飽くなき食へ追求心を持つ、など意外な一面ばかり。そんな今までベールに包まれた素顔を見せながら、おいしいものと共に、バイタリティ溢れる人生を語った。

■お品書き

神奈川・横浜中華街「創作活動を助けてくれる!中華粥」
柴咲さんが休日の朝、自ら車を走らせて時に向かうお店がある。それが横浜中華街の「謝甜記貮号店しゃてんきにごうてん」。1951年創業(※本店)の中華粥専門店で、店頭のサンタクロースが目印。本場を超える味が楽しめる名店として知られているこのお店に柴咲さんは一時期、朝ごはんを食べるためだけに2週間に1度のペースで通っていたという。

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柴咲さんがよく食べる朝ごはんは、「白粥」と「炒空芯菜」。白粥は生米、乾燥カキ、乾燥貝柱、鶏1羽丸ごと入れて4時間煮込み、中華揚げパン(ヨウティアオ)、ネギ、パクチー、クコの実をトッピング。シンプルな中に深い味わいのある一品。そして、白粥のお供に欠かせないのが、さっと茹でた空芯菜をニンニクで炒めた「炒空芯菜」。

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車の運転が好きな柴咲さんは、一人ハンドルを握ってる移動中も楽しめるタイプ。運転や料理など、誰にも気を遣わず、自分の空間で自分のペースで黙々と作業している時に、歌詞などが思い浮かぶことがよくあるという。様々な創作活動をしている柴咲さんにとって、最高の朝ごはんを楽しみに横浜中華街までの道中もまた、ものを生み出すのに最高の時間であった。

*店舗情報:「謝甜記 貮号店しゃてんき にごうてん」神奈川県横浜市中区山下町189-9上海路 1F

東京・白金台「人生に新たな夢をくれた!ジビエ料理」
今年4月、東京・白金台にリニューアルオープンしたフレンチレストラン「アルシミスト」。ミシュランガイド東京に一つ星として掲載され続けている名店。

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移転前に訪れたという柴咲さんを虜にしたのが、本場フランスで修業したオーナーシェフ山本健一さんのこだわり抜いた「ジビエ料理」。ジビエは、と殺方法が一番大事なため、このお店ではエゾシカを産地である北海道の肉専門店から直接仕入れている。驚くのは、「エゾシカがどこで何を食べて生きていたか」「どの銃を使って、どの弾を使って、どこで仕留めたか」など、一緒に届く詳細情報が記載された資料。それら情報を元に、山本さんはどんな料理にするかを考えるのだという。例えば、木の実を食べて生きているエゾシカを調理する際には、その生息地の近くで育っていた松の実を料理に使ったり、それで肉を焼いたりなど、とことん“命をいただく”という意味で料理を突き詰めている。今回、番組で紹介したのは「エゾシカ×山わさび」。仕入れた情報から、ブドウの木を使って焼いた肉に、ビーツや山わさびを盛り付け、カシスベースのソースでいただく一品。

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おいしいのはもちろんだが、近年増加するエゾシカによる農作物被害などの社会問題解決にも繋がるという意味で、ジビエは大切な料理。自然を求めて両親の故郷である北海道との2拠点生活を始めている柴咲さんは、『マタギになりたい』という夢を持っているという。もちろん本当のマタギになるという意味ではないが、お店やスーパーで出来合いのものを買って食べるのではなく、“命をいただく”という意味において、常に大切なことを考えている柴咲さんであった。

*店舗情報:「アルシミスト」東京都港区白金台5丁目17-10

石川・野々市「人見知りの心を溶かした!鯖の棒寿し」(※人生最高の一品)
柴咲コウさんの“人生最高の一品”は、「鯖の棒寿し」。しかも、それは“妖精”が握ってくれたお寿司だという。“妖精”がいるというお店は、石川県野々市市にある「太平寿し」。そして、その“妖精”というのが、大将の高谷進二郎さん。自らの会社を設立したばかり頃、ベンチャー企業の集いに参加するため金沢を訪ねた柴咲さんが、関係者との食事で行った時のことだった。食事をしながら高谷さんと接する中で、『なんて心が豊かで、器の大きな方だろう』と感じ、実際に高谷さんが握るお寿司も『懐が広く、包容力があり、ものすごく深い味わい』だったことから、柴咲さんには高谷さんがまるで“妖精”のように見えたというのだ。普段、人と一緒に写真を撮りたいと思うことはない柴咲さんが、その時ばかりは自ら『一緒に写真を撮ってください』とお願いしたそう。柴咲さんがそこまで“惚れた”高谷さんは、実は3年前に他界。明るいキャラクターで地元でも人気者だった高谷さんの跡を継いだ弟子たちが、現在はお店を守っている。

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柴咲さんが忘れられない高谷さんの握るお寿司が、「鯖の棒寿し」。料理人として“命の最後”をどう料理するかを考え、高谷さんが心を込めて仕上げた一品。そこに、柴咲さんは高谷さんの『愛を感じた』という。

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その他にも、北陸の海の幸を生かした「のどぐろの蒸し寿し」や、シャリに甘エビの卵を混ぜ合わせた珍しい握り「セクシーシュリンプ」など逸品が揃い、「太平寿し」では味だけでなく、目でも、空間でも食を楽しませてくれる“最高の時間”を過ごすことができる。

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*店舗情報:「太平寿し」石川県野々市市太平寺1-164

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