土曜 よる11:30〜

人生最高レストラン

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放送内容(2021年5月15日 #207)

ごちそう様 尾野真千子さん

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ゲストは、尾野真千子さん。デビューが、カンヌ国際映画祭の受賞作品(「萌の朱雀」監督:河瀨直美/カメラドール・新人監督賞)。その10年後には、同じくカンヌでグランプリを獲得する作品にも出演(「殯の森」監督:河瀨直美)。NHK朝ドラのヒロイン役で一気にブレイクし、今や出演作すべてで圧倒的な存在感を放つ実力派女優が、“大阪のオバチャン”の素顔をのぞかせながら、おいしいものと共に、苦節の女優人生を語った。

■お品書き

東京・上野「今ハマりにハマっている!海鮮料理」
釣りが趣味だという尾野さんが、その日の釣果を持ち込んで特別に調理してもらうお店がある。それが、東京・上野の「炉ばた焼 樽平」。毎日、豊洲市場で買い付けた新鮮な魚介類などをお客の目の前で焼き、しゃもじで提供する昔ながらの炉端焼きが楽しめる。
※通常は持ち込みでの調理は行っていません。

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今回、番組で尾野さんの釣りに密着。所属事務所の先輩俳優やスタッフなどで結成した“釣り部”のメンバーと大好きな釣りを楽しんだ尾野さん。この日の釣果は、ハタ1匹とサワラ1匹だった。

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今回、調理してもらった一品は、もちろん「刺身」。釣りを始めてから、プリプリとして歯ごたえのある新鮮な刺身の虜になった尾野さん。毎回、その味を想像しながら挑む釣りが楽しくて仕方ないそう。そして、もう一品が「サワラのしゃぶしゃぶ」。刺身でも十分おいしいのでサッと湯がいて、ポン酢でいただくそれは、『豆腐のような食感のおいしさ』だという。

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*店舗情報:「炉ばた焼 樽平」東京都文京区湯島3-40-7

東京・渋谷「仕事の疲れを癒してくれる!絶品おつまみ」
親しいヘアメイクさんに誘われて行って以来、尾野さんがよく通うようになったお店、東京・渋谷駅から程近い「道玄坂ハイボール」。おいしいハイボールと新鮮な食材を使った料理がリーズナブルに楽しめる。『気安く行けるから』と、尾野さんはいつもジャージなど普段着姿で行くという。

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お酒はそれほど強くない尾野さんが飲むのは、ハイボール。ハイボールをちびちび飲みながらつまむ料理が、特製の「スモークたくあん」。いわゆる「いぶりがっこ」だが、お店独自の製法で作っている一品。尾野さんはこれをあまりにも食べるので、勝手に「いぶりまちこ」と命名。正式にメニュー名にしてもらえないか…と交渉中なんだとか。その他、ハイボールに合うという尾野さんオススメが、世界の一流シェフが認めるニ「天使の海老」をオーブンで10分焼き上げた「天使の海老グリル 岩塩焼き」。味付けは塩だけで、殻ごと丸ごと食べられる一品。

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実はこのお店、よく通っていた当時は、長時間滞在することもあった尾野さん。NHK朝ドラのヒロインを演じてブレイクし、自分を取り巻く環境の変化に戸惑いを覚え、ここで一人ハイボールを飲みながら店員さんにいろいろな悩みを聞いてもらっていたという。

*店舗情報:「道玄坂ハイボール」東京都渋谷区道玄坂2-6-7 道玄坂Tビル3F

「食べた瞬間に涙がこぼれた…母のおにぎり」(※人生最高の一品)
尾野真千子さんの“人生最高の一品”は、「母のおにぎり」。それは、15歳でデビューし、高校卒業後に映画女優を夢見て上京した彼女が仕事もなく、500円で暮らさなければならないほど苦しかった頃、久々に帰省した実家で食べた一品。両親だけでなく3人の姉たちも揃い、久しぶりの一家団欒のひと時を過ごした尾野さんがみんなと一緒に食べた「母のおにぎり」。それは、俵型の塩むすびで、具は梅干しをはじめ、すべてが自家製。実家でしか食べられないものだった。

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そんな「母のおにぎり」を食べた瞬間、尾野さんは思わず涙がこぼれたという。家族と一緒に食べられる幸せ、そしていろんな感情が込み上げてきて、いつもと違う、食べたことのない味がしたそう。食べ慣れているはずなのに、『こんなにおいしいおにぎりがあるんだ』と涙が止まらなかったという。この時の「母のおにぎり」の味を今もずっと忘れることができない尾野さんは、だからこそ夢を諦めることなく、前へ突き進めたのかもしれない。まさに、苦節の女優人生を支えてくれた“人生最高の一品”。

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