土曜 よる11:30〜

人生最高レストラン

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放送内容(2021年2月27日 #197)

ごちそう様 ROLANDさん

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ゲストは、ROLANDさん。3時間で1000万円を稼ぐなど、歌舞伎町で語られる伝説は星の数ほど!『世の中には2種類の男しかいない。俺か、俺以外か』『俺の隣がインスタ映え』『女性は水とパンとROLANDがあれば生きていける』など、数々の名言で知られ、“ホスト界の帝王”と呼ばれる男が、忘れられない思い出のおいしものと共に、コンプレックスから成り上がったホスト人生を語った。

■お品書き

東京・恵比寿「一流を極めるために食べた!マッシュポテト」
「ミシュランガイド東京2021」にて14年連続で三つ星に評価されている、言わずと知れた名店、東京・恵比寿にある「ガストロノミー“ジョエル・ロブション”」。ROLANDさんがここを初めて訪れたのは、ホストとして売れ始めていた21歳の頃。『デートの時にスマートに女性をエスコートしたい』という思いから、一人でお金を握りしめて来店。トイレの場所から、段差など細かいところまでチェックし、女性とのデートのために事前に把握しておいたという。それは、『一緒にいて女性にはずかしいと思わせたら、男として負け』だと語った。

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ROLANDさんが印象に残っている料理は、「じゃがいものピュレ」。“この料理で、ジョエル・ロブションは三つ星に評価された”と言われるほど、他では真似のできない唯一無二の味。じゃがいもを荒めに濾した後、水分を飛ばし、バター・牛乳を入れてよく混ぜ合わせる。その後、より滑らかにするために網で濾した後、さらに滑らかになるように混ぜ、最後に牛乳と塩で仕上げた一品。

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*店舗情報:「ガストロノミー“ジョエル・ロブション”」東京都目黒区三田1-13-1 恵比寿ガーデンプレイス内

東京・西新宿「世界最高のパフォーマンスに酔いしれた!ホテル飯」
新宿にある五つ星ホテル「パークハイアット東京」。その最上階の52階に位置する「ニューヨーク グリル」は世界中の味覚が集うニューヨークをテーマに、産地にこだわった上質な食材をシンプルかつ独創的に仕上げるグリル料理を提供するレストラン。その横には、夜になると生演奏が楽しめるバー空間があり、そこでローランドさんはある衝撃的な光景を目にしたという。

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それは、まだ売れないホストだった20歳の頃、お客様に『勉強になるから行こうか』と誘われて行った時のこと。来日していた世界の歌姫レディー・ガガと遭遇したのだった。すると、レディー・ガガが突然『私が歌ってあげるわ』と生歌を披露。当然、居合わせた人々はその姿にくぎ付けとなり、最高のパフォーマンスを目の当たりにしたROLANDさんも、言葉にできない感動を感じたという。エンターテイナーとしての心意気を学んだROLANDさんは『自分は歌えないし、ダンスもできないけど、言葉で人を幸せにできる存在になりたい』と、この時思ったという。

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そんな経験もあり、ホテル暮らしも好きだというROLANDさんは、パークハイアット東京に1カ月ほど宿泊したこともあった。ROLANDさんの「ニューヨーク グリル」オススメ料理は、「サステナブルロブスターのポーチ」(ズッキーニ 花茗荷のピクルス、スナップエンドウ、ロブスタービスクムースとキャヴィアリ キャビア)。

*店舗情報:「ニューヨーク グリル&バー」東京都新宿区西新宿パーク3-7-1-2 パークハイアット東京52階

東京・西新宿&大久保「ホスト人生の原点を支えてくれた!豚汁とナポリタン」(※人生最高の一品)
ROLANDさんの“人生最高の一品”は、「豚汁」と「ナポリタン」。18歳で大学を中退してホストの世界に飛び込んだROLANDさん。サッカー一筋だったそれまでの生活から一転、『歌舞伎町の女性が全員ペガサスに見えた』と語るほど、最初はお客様の席についても何もしゃべれず苦労していたそう。そんなROLANDさんは当時、歌舞伎町の喧騒から少し離れた西新宿で家賃6万円・冷暖房なしのアパートで生活していた。給料も安く、1日の所持金は1000円程度という貧乏暮らし。当時、仕事終わりによく通ったのが、深夜まで営業していた「西新宿小町食堂」だった。

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60以上の料理の中から好みの品を選んで、組み合わせによって100万通りの献立メニューができるという食堂で、ROLANDさんがよく食べていたのが「豚汁」。よく来店するROLANDさんを見て、店員のおじさんがたまに多めに入れてくれた豚汁の味が今でも忘れられないという。「塩鯖」と「ご飯」を一緒に選んで、定食をよく食べていたそう。

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駆け出しの貧乏時代を経て、少しずつ稼げるようになったROLANDさんの生活はステップアップ。アパートからマンションに引っ越して暮らしていた頃、よく通っていたのが「パンコントマテ 大久保店」。

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お手頃価格で昔懐かしいスパゲッティが食べられると人気のイタリアンレストランで、名物は2.5mmの太麺を使い、強いコシともっちりとした食感がたまらないと評判のスパゲッティ。もともとROLANDさんは太麺が苦手だったそうだが、この店に通ううちに虜になったという。一番よく食べたのが、「昔ながらのナポリタン」。

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ROLANDさんはこの店で、ある大きな決断をしたという。当時、小さいお店でNo.1になってはいたが、『このままでいいのかな』と思い悩んでいたそうで、『大きいお店に移籍してチャレンジしよう』と決断したのが、この店で太麺パスタを食べていた時だったのだ。そんなROLANDさんにとって“かけがえのない場所”である「パンコントマテ 大久保店」が、コロナ禍の影響を受け、26年の歴史に幕を閉じることになった(3月いっぱいで閉店予定)。ROLANDさんの経営するホストクラブも現在閉店中。再開する前提で家賃は払い続けているが、先行きが見えない状況だという。あの時、背中を押してくれた「パンコントマテ」の「ナポリタン」は、ROLANDさんにとって決して忘れることはない…かけがえのない思い出の味となって、いつまでも残り続ける。ちなみに、閉店後、店長はデリバリー専門店を新規オープンする予定だという。

*店舗情報:「小町食堂 西新宿店」東京都新宿区西新宿6-25-16
「パンコントマテ 大久保店」東京都新宿区百人町1-18-4 キャピタルプラザ大久保1階

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