土曜 よる11:30〜

人生最高レストラン

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放送内容(2021年1月16日 #192)

ごちそう様 柄本佑さん

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ゲストは、柄本佑さん。父・柄本明さん、母・角替和枝さん、弟・柄本時生さんという俳優一家のサラブレッドで、しかも妻は女優・安藤サクラさん。14歳にして主演で俳優デビューを果たし、昨年のドラマではその色気で沼にハマる女性が続出。今や映画、ドラマに欠かせない唯一無二の個性派俳優となった。しかし、その素顔は…趣味がラーメンの箸上げ動画を撮影して一人楽しむことなど、かなり面白いちょっと変わったキャラクターの持ち主。そんな柄本さんが俳優人生と共においしいものを語った。

■お品書き

宮崎・えびの市「映画好きがこうじてたどり着いた“手羽先”」
両親の影響もあり、小学校の卒業文集に将来の夢は“映画監督”と書くほど映画好きだった柄本さんは、14歳の時、映画「美しい夏キリシマ」の主演で俳優デビューを果たす。その撮影現場が、東京から遠く離れた宮崎県えびの市だった。そこで2カ月間、初めて親元を離れて臨んだ、初めての映画の世界。原田芳雄さん、香川照之さんなどそうそうたる豪華俳優陣と共に過ごす中、名優たちと毎日のように通ったのが「居酒屋たくちゃん」だった。

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ここで食べた宮崎地鶏を使った料理が、少年時代の思い出の味。地鶏を網ボウルで焼くことで炭火の香りがしっかり付いた「みやざき地頭鶏(炭火焼き)」は、自家製柚子胡椒をつけていただく。

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そして、柄本さんが映画撮影の経験と共に忘れられない料理が、地鶏の手羽先に辛子明太子を挟んで揚げた「手羽めんたい」。これを食べながら過ごした2カ月間があったからこそ、今の自分がいる―まさに柄本さんの人生を変えた貴重な体験と共にある思い出の一品。

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*店舗情報:「居酒屋たくちゃん」宮崎県えびの市向江564-1

東京・神保町「妻との映画デートは…神保町の“カレー”」
お互い俳優でもあり、映画好きなので、妻・安藤サクラさんと映画デートするという柄本さん。よく行くのは、東京の神保町にある名画座「神保町シアター」。その時に必ずといっていいほど立ち寄るお店が、1924年(大正13年)創業の「スマトラカレー共栄堂」。

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スマトラ島のカレーを日本人の口に合うようにアレンジした「スマトラカレー」は、小麦粉を一切使わず、20数種類の香辛料と、形がなくなるまで煮込んだ野菜(玉ねぎ、にんじんなど)、肉のうまみが凝縮された独特の黒濃色ソースが特徴。香辛料を1時間かけてじっくり炒め、何時間も煮込んだカレーは、サラリとした食感ながらも濃厚で深い味わい。柄本さんがいつも食べるのは、「チキンカレー」。これまで何度も食べてきた柄本さんでも、何とも形容しづらいけど他にはないおいしさの、唯一無二の絶品カレーだという。

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*店舗情報:「スマトラカレー共栄堂」 東京都千代田区神田神保町1丁目6 サンビル B1

「神様のお告げ!?ある日突然降ってきた“絶品ミートソース”」
ある日、朝起きてボーッと過ごしていた時、柄本さんに突然「絶品ミートソース」のレシピが降ってきたという。それまでミートソースを一度も作ったことのなかった柄本さんだったが、脳内に玉ねぎをみじん切りする手元など調理する様子が鮮明にフラッシュバックしたそう。この不思議な体験に『絶品ミートソースだわ』と思った柄本さんはその日の午後、降ってきたレシピ通りに実際に作って、実家の両親に食べさせたところ、おいしいと大好評で『飛ぶように売れた』という。その「柄本佑特製!奇跡の絶品ミートソース」のレシピがこちら!

①玉ねぎをみじん切りにする

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②みじん切りにした玉ねぎにバターを入れて、40~60分炒める。

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③牛100%ひき肉を入れて、さらに炒める。
④牛肉に火が通ったら、ホールトマト(2缶)をつぶして混ぜながら炒める。

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⑤さらにバターを入れて、ふたをして煮込む。

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33年間の人生で1回きりという不思議な体験によって誕生した「柄本佑特製!奇跡の絶品ミートソース」は、両親だけでなく、妻、子どもにも大好評。さらには、NHK朝ドラの撮影で大阪に長期滞在中だった妻の安藤サクラさんが『おいしいから大阪のスタッフにも食べさせてあげたい』と言い出し、『いやいや、それは』と言いながらもとても嬉しかった柄本さんは、腕を振るって妻に持たせてあげたところ、スタッフも大絶賛だったそう。家族だけでなく、多くの人に手料理を食べてもらえて大満足な柄本さんであった。

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京都・太秦「京都で知らない人はいない“たまごサンド”」(人生最高の一品)
柄本佑さんの“人生最高の一品”は、「たまごサンド」。“東洋のハリウッド”と呼ばれ、昭和の頃から日本映画繁栄の地として多くの作品を生み出してきた京都の太秦。映画撮影などで京都に行く機会の多い柄本さんには、行く度に必ず訪れるお店がある。それが、「スマート珈琲」太秦店。京都の人に長く愛され、作家、俳優、映画人にもファンの多い自家焙煎コーヒーを楽しめる老舗の喫茶店。実はここ、柄本さんが尊敬してやまない現役最年長92歳の映画監督、井上昭さんの行きつけ。

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2015年に井上監督の映画「遅いしあわせ」に出演以来、京都に行くと必ずこのお店を訪ね、井上監督と話をするのが何よりの楽しみだという柄本さん。井上監督との会話を楽しみながら食べるのが、名物の「たまごサンド」。京都の名店ベーカリー「進々堂」のふわふわ食パンを使用し、わずかな塩のみで味付けしたふわふわ卵焼きをサンドした一品。噛んだ時にサクッと音がする食感のパンと、卵焼きそのものの風味が味わえる究極の一品。

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“日本映画の歴史そのもの”と言っても過言ではない井上監督と過ごす喫茶店での時間は、映画人として生きる柄本さんにとって、かけがえのない幸せを感じる最高のひとときであった。

*店舗情報:「スマート珈琲 太秦店」京都市右京区太秦帷子ケ辻町11-22

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